山影進
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山影 進(やまかげ すすむ、1949年10月21日 - )は、日本の国際関係学者。東京大学教授を経て、青山学院大学国際政治経済学部教授[1]。専攻は、国際関係論・東南アジア研究。
来歴
青森県出身。1968年東京都立新宿高等学校卒業。1972年東京大学教養学部国際関係論分科卒業[2]、1974年同大学院社会学研究科修士課程修了[2]。1974年から1976年までマサチューセッツ工科大学留学[2]。1976年京都大学東南アジア研究センターを経て[2]、1980年東京大学教養学部助教授[2]、1982年マサチューセッツ工科大学より博士の学位を取得[2]。1991年東京大学大学院総合文化研究科教授[2]。2012年3月東京大学を退職、東京大学客員教授[2]、青山学院大学教授[2]。2013年早稲田大学客員教授[2]。
著作
単著
- 『ASEAN―シンボルからシステムへ』(東京大学出版会 1991年)
- 『対立と共存の国際理論―国民国家体系のゆくえ』(東京大学出版会 1994年)
- 『ASEANパワー―アジア太平洋の中核へ』(東京大学出版会 1997年)
- 『人工社会構築指南―artisocによるマルチエージェント・シミュレーション入門』(書籍工房早山 2007年)
- 『国際関係論講義』、東京大学出版会, 2012年
共著
- (浦野起央・大隈宏・谷明良・恒川惠市)『国際関係における地域主義―政治の論理・経済の論理』(有信堂高文社 1982年)
- (岡部達味・土屋健治・平野健一郎)『アジアにおける国民統合―歴史・文化・国際関係』(東京大学出版会 1988年)
- (小和田恆)『国際関係論』(放送大学教育振興会 2002年)
- (阪本拓人・保城広至)『ホワイトハウスのキューバ危機―マルチエージェント・シミュレーションで探る核戦争回避の分水嶺』(書籍工房早山 2012年)
編著
- 『相互依存時代の国際摩擦』(東京大学出版会 1988年)
- 『新国際秩序の構想―浦野起央博士還暦記念論文集』(南窓社 1994年)
- 『ASEAN資料集成―1967-1996』(日本国際問題研究所 1999年)
- 『転換期のASEAN―新たな課題への挑戦』(日本国際問題研究所 2001年)
- 『東アジア地域主義と日本外交』(日本国際問題研究所 2003年)
- 『新しいASEAN―地域共同体とアジアの中心性を目指して』(アジア経済研究所 2011年)
- 『主権国家体系の生成―「国際社会」認識の再検証』(ミネルヴァ書房 2012年)
共編著
- (山本吉宣・薬師寺泰蔵)『国際関係論のフロンティア(4)国際関係理論の新展開』(東京大学出版会 1984年)
- (岩田一政・小寺彰・山本吉宣)『国際関係研究入門』(東京大学出版会, 1996年/増補版 2003年)
- (末廣昭)『アジア政治経済論――アジアの中の日本をめざして』(NTT出版 2001年)
- (服部正太)『コンピュータのなかの人工社会――マルチエージェントシミュレーションモデルと複雑系』(構造計画研究所 2002年)
- (高橋哲哉)『人間の安全保障』(東京大学出版会 2008年)
- (広瀬崇子)『南部アジア』(ミネルヴァ書房 2011年)
共訳書
- フィリップ・カーティン『異文化間交易の世界史』(NTT出版 2002年)
- ピーター・カッツェンスタイン『世界政治と地域主義―世界の上のアメリカ、ヨーロッパの中のドイツ、アジアの横の日本』(書籍工房早山 2012年)
脚注
- ^ 山影進教授略歴と業績 青山国際政経論集 101号, 2018年11月 2022年11月閲覧
- ^ a b c d e f g h i j 『山影進教授略歴と業績 (山影進教授退任記念号)』2018年11月。doi:10.34321/20663 。2022年8月24日閲覧。
外部リンク
固有名詞の分類
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