くっ‐せい【屈性】
屈性
屈性
屈性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 05:52 UTC 版)
子葉鞘を用いた光屈性に関する初期の実験によって、影となる側の植物細胞が光が当たる側の細胞よりも伸長するため、植物は光に向かって生長することが示唆された。1880年、チャールズ・ダーウィンとその息子フランシス・ダーウィン(英語版)は、子葉鞘が光に向かって屈曲するためには、その先端が光に曝されている必要があることを明らかにした。したがって、子葉鞘の先端は光受容細胞を含んでいなければならないが、屈曲は茎葉部の下部でも起こる。この時、オーキシンと呼ばれる植物ホルモンが暗部へと移動し生長を刺激している。光屈性に必要な代表的な天然オーキシンとしてはインドール酢酸 (IAA) が知られている。 子葉鞘はまた、強力な屈地性(英語版)反応を示し、常に上側に向かって方向を修正しながら生長する。屈地性反応は、光(より厳密にはフィトクロム)によって制御されている。この制御の方向性(刺激あるいは抑制)は種間や品種間でも異なっている。
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