少数民族の姓氏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:20 UTC 版)
漢民族の姓氏は、周辺民族の姓氏と互いに影響を受けた。通常、周辺民族が中原(中国中心部)に進入すると、漢文化の影響を受けて漢字の姓氏を称するようになった。その多くは音訳であるため、大抵は三字以上が使われた。例えば北魏の拓跋氏、清の愛新覚羅氏などである。 もっとも、しばらくすると、簡単のため、あるいは政治的理由により多くは単姓に変わった。例えば北魏は孝文帝の時に漢化政策を取り、拓跋氏を改めて元姓となった。また、清朝滅亡後、愛新覚羅氏は金姓に変えた。満州民族も参照。 ただし、今でも二字以上の姓がある。例えば長孫、尉遅などである。一方、少数民族が漢化して新たに姓を作ることもあり、例えばタイ族が刀姓を作った例がある。
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