存在量
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 15:00 UTC 版)
イットリウムはほとんどの希土類鉱石に含まれ、いくつかのウラン鉱石にも含まれるが、単体は自然界に存在しない。地殻中の存在量は約31 ppmであり、これは28番目に大きく、銀の400倍である。土壌中には10-150 ppm(乾燥質量の平均で23 ppm)含まれ、海水中には9 pptほど含まれている。アポロ計画で採集された月の石は、イットリウムを比較的多く含む。 生体内での役割は知られていないが、ほとんどの生物に含まれ、ヒトでは肝臓、腎臓、脾臓、肺、骨に濃縮する傾向がある。ヒトの体には0.5 mg程度のイットリウムが含まれており、母乳には4 ppmほど含まれている。新鮮な野菜や作物には20-100 ppmほど含まれ、なかでもキャベツに最も多く含まれる。最も高濃度なのは樹木の種子であり、700 ppm以上含まれる。
※この「存在量」の解説は、「イットリウム」の解説の一部です。
「存在量」を含む「イットリウム」の記事については、「イットリウム」の概要を参照ください。
「存在量」の例文・使い方・用例・文例
- 存在量のページへのリンク