婦人用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/07 01:48 UTC 版)
ママチャリ・婦人用自転車などと呼ぶものである。メーカーや販売店によっては「ホームサイクル」または「ファミリーサイクル」と呼ぶ場合もある。カマキリ自転車よりもさらに古く1960年代後期から1970年代前半ごろにかけて流行した、婦人用ミニサイクルの影響がうかがえるタイプであり、主に主婦を中心とした女性の、日常の買い物用途に選ばれることが多い。中学校・高等学校の生徒の間では、自転車通学のため、あえてこのタイプを選ぶのが粋とする風潮が一部に見られる。 スタッガードフレームをベースに曲線を取り入れたダブルループフレーム(double loop frame)や、一本の太いパイプを曲げ加工したU字(またはL字)フレームで、乗り降りの際になるべく足を高く上げる必要がないよう配慮されている。乗員のスカートなど衣服の裾が後輪に巻き込まれるのを防ぐドレスガードを備え、チェーンガードはフルカバードの全ケースであるものが多い。スタンドは両足スタンドと呼ばれる車体が直立した状態で駐車できるものが使われ、荷物の載せ下ろしの際も安定感がある。前かごに加え、リヤキャリアも標準装備するのが一般的。上体を起こした視界の広い乗車姿勢が得られ、前かごの荷物と手が干渉することの無いセミアップハンドルと呼ばれるハンドルバーをもつものがほとんどであるが、アップハンドルにsemiが付くのは、先にミニサイクルに使われていたアップハンドルと比較して、ライズが半分ほどと小さいためである。 タイヤのサイズは26型が多数を占めるが、27型および小柄な顧客向けの24型(24×1 3/8 リム径540mm)も存在している。なお、日本工業規格JIS D 9101-1991(自転車用語)では「車輪の径の呼び24以下のもの」をミニサイクルと規定しているが、販売店など輪界の現場では、24×1 3/8型のシティサイクルはミニサイクルとは呼ばないことが多い。これは22型(22×1 3/4 リム径501mm 外径から23.5型と呼ぶ場合もある)のミニサイクルと、24型婦人用シティサイクルとの車格が近いことによる混乱を防ぐとともに、ミニサイクルという名称に伴う特定のイメージの影響を避けるための習慣的な区別である。 スカートガード(skirt guard)、ドレスガード(dress guard)、コートガード(coat guard)がついている婦人用自転車もある。
※この「婦人用」の解説は、「シティサイクル」の解説の一部です。
「婦人用」を含む「シティサイクル」の記事については、「シティサイクル」の概要を参照ください。
「婦人用」の例文・使い方・用例・文例
- 婦人用手洗いはどこですか。
- この店は婦人用の洋服[衣類]を売っている.
- 婦人用帽子店.
- 婦人用乗馬服.
- 彼はそれと知らずに婦人用トイレに入ってしまった.
- 婦人用時計
- 婦人用
- 婦人用の帽子をかぶる
- 婦人用袖無し下着
- 婦人用のワンピース
- 小物を入れるための、婦人用の装飾的な小型のかばん
- 婦人用ブラウスまたは男性用ワイシャツの胸についたひだ飾り
- 公共の建物の婦人用トイレ
- 婦人用のゆったりしたベルトのない服
- 婦人用のゆったりとした部屋着
- 薄い素材(ナイロン、レーヨン、シルク)から作られた婦人用のストッキング
- 婦人用の小さな丸い帽子
- 婦人用のゆったりと丈がお尻まであるジャケット
- 婦人用の鞍
- 両端が垂れ下がる毛皮の婦人用肩掛け
- 婦人用のページへのリンク