みょうこう‐ざん〔メウカウ‐〕【妙高山】
みょうこう‐せん〔メウカウ‐〕【妙高山】
妙高山(新潟県)
2454m 北緯36度53分29秒 東経138度06分49秒 (妙高山) (世界測地系)
概 要
妙高山は安山岩(SiO252~60%)の成層火山で、長い休止期をはさむ4回の活動期により形成された。現在の地形は第4期の成層火山と、その頂部の直径3㎞の爆発カルデラ、その中にある中央火口丘の妙高山溶岩ドームからなる。南側の火口原には硫気地帯(地獄谷)がある。
最近1万年間の火山活動
妙高山では、約2万年前から現在の山頂に見られるカルデラの形成が始まった。約8000年前には、山体崩壊によって田口岩屑なだれ(上部)が発生した。この後は、形成されたカルデラ内での活動に変わり、約5300年前と約4200年前には、大規模な活動によって赤倉火砕流と大田切川火砕流が噴出し、山麓にまで達した。このうち約4200年前の活動が最新のマグマ噴火である。堆積物が確認できる最新の噴火は、約3000年前の水蒸気爆発であるが、カルデラ内には小規模な爆裂火口があり、これらの活動は3000年前以降の可能性もある(早津,1985,1998)。
妙高山
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