国際特許分類(こくさいとっきょぶんるい)
”国際特許分類”とは、特許出願された発明を分類するため国際的に統一された分類であり、特許公報などの文献に表示される。International Patent Classificationの頭文字をとってIPCとも呼ばれる。
特許分類により、特許文献(公開公報、特許掲載公報など)の調査が容易になることから、多くの国が古くより特許分類を採用している。しかし、各国が固有の分類を採用しており統一性がないことから、ストラスブール条約によって、国際的に統一された分類が採用された。IPCを採用する国は、約50カ国である(日本も採用している)。
IPCは、セクション、クラス、サブクラス、グループによって構成される。セクションが最も大きな分類であり、A~Hに分けられている。これらの各セクションは、クラスに分けられ、各クラスはサブクラス、さらにグループに分けられている。下図に、かな漢字変換のIPCを示す。
無料データベースであるJPlatPatには、IPCのコードと技術内容を検索するためのサイトが設けられている。パテントマップガイダンス
なお、分類表は5年ごとに改正され、現在は第8版となっている。
知的財産用語辞典ブログ「国際特許分類」
(執筆:弁理士 古谷栄男)
国際特許分類
国際特許分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/31 04:13 UTC 版)
国際特許分類(こくさいとっきょぶんるい、International Patent Classification、IPC)は、国際的に統一されて用いられている、特許文献の技術内容による分類である。世界知的所有権機関(WIPO)が管理する国際特許分類に関するストラスブール協定に基づいて作成されている。
- 1 国際特許分類とは
- 2 国際特許分類の概要
「国際特許分類」の例文・使い方・用例・文例
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