國粹会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/01 09:28 UTC 版)
國粹会(こくすいかい[1]、 新字体: 国粋会[2])は、社会主義の台頭に対抗し国体を護持するため、1919年(大正8年)に設立された官製右翼「大日本國粹會」を源流とする組織。日本で最初の右翼団体であり、「国粋主義」の語は、1888年、志賀重昂や三宅雪嶺らの政教社が出版していた雑誌『日本人』に、政府の欧化政策に反発する志賀の論文「国粋保存旨義」が発表されたのをきっかけとして使われるようになった。この「国粋保存旨義」が「国粋」や「国粋主義」の語源である。志賀はこの論文で政府の欧化政策を非難し、日本本来の長所を重視することを主張した国粋主義の語源ともなった。この精神性は、杉浦重剛を始祖とし、杉浦重剛は読売・朝日新聞の社説を担当となり、三宅雪嶺、志賀重昂らと政教社発行の「日本人」(のちに「日本及日本人」)や新聞「日本」の刊行に力を尽くす。それらによって国粋主義を主張し、当時の社会に影響を波及させる。
- 1 國粹会とは
- 2 國粹会の概要
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