同様の事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/03 16:28 UTC 版)
「日本テレビ郵便爆弾事件」の記事における「同様の事件」の解説
前年の1993年夏に、ニッポン放送に爆発物が送りつけられる事件が2件発生している。宛名はいずれも深夜番組オールナイトニッポンのパーソナリティで、7月29日には裕木奈江、8月3日には加藤いづみとなっており、封筒の中から単3乾電池や爆竹が発見されている。 翌年の1995年5月16日、東京都庁舎で(当時)都知事の青島幸男宛に送られた小包が爆発、開封した男性職員が重傷を負った(東京都庁小包爆弾事件)。本をくりぬいて爆発物が仕込まれてあり、起爆の仕組みは日本テレビのものとほぼ似ていたが、この事件はオウム真理教によるものであった。 これらの事件を契機に郵政省(当時)は、不審な郵便物にはX線検査を行うようになった。 1997年7月16日、同じく千代田区の日本テレビ本社で、同局アナウンサー(現・報道局解説委員)の井田由美宛に郵便物(差出人は「東京都文京区 東京ドーム」となっていた)が届いた。『ビデオテープのようなものが入っている』と判断され、視聴者サービス部に回されたが、爆発。開封したアナウンス部の部長(当時52歳)が負傷。 日本テレビ側は、「1994年の事件以降、金属探知等不審な郵便物に対する調査は十分に行っていたが、社内での連絡ミスで、事件になってしまった」とコメントしている。なお井田は事件当日、自身がキャスターを務めるニュース番組「NNNきょうの出来事」内で、「本日、日本テレビ局内で、私、井田由美宛に送られてきた郵便物が爆発し、負傷者が出ました。」と、自ら事件を伝えた。
※この「同様の事件」の解説は、「日本テレビ郵便爆弾事件」の解説の一部です。
「同様の事件」を含む「日本テレビ郵便爆弾事件」の記事については、「日本テレビ郵便爆弾事件」の概要を参照ください。
- 同様の事件のページへのリンク