半荘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 05:19 UTC 版)
麻雀は、通常半荘(ハンチャン)を単位として競技が行われる。半荘は大きく前半と後半に区分され、前半を東場(トンバ)、後半を南場(ナンバ)と言う。東場・南場はそれぞれ4つの局からなる。東1局から開始され、東4局が終了した後は南入(ナンニュウ)と言って南1局に入り、南4局の終了をもって1試合とする。簡単に例えるなら、麻雀は1試合8ラウンドで争われる、と言うことになる。 ただし連荘(詳細は後述)が生じた場合は局が追加されるため、必ずしも8局(ラウンド)で終わるとは限らない。またプレイヤーの誰かの持ち点がマイナスとなった時にはトビないしハコテンとして半荘が終了するルールもあり、1局で半荘が終わることもありうる。 東場南場西場北場東1局 東2局 東3局 東4局 南1局 南2局 南3局 南4局 西1局 西2局 西3局 西4局 北1局 北2局 北3局 北4局 東風戦 半荘戦 一荘戦 1試合の長さについては、次のルールも存在する。 東風戦 半荘のうち、東場だけで1試合とするルール。試合時間が短くて済み、特にネット麻雀の普及により、一般にも普及しつつある。 一荘戦 東場・南場に続けて、西場・北場まで行うルール。日本国内ではほとんど使用されないが、中国麻雀・台湾麻雀など国際的には標準的なルールである。なお「半荘」はもともと「一荘の半分」という意味である。半荘戦には、一般の半荘戦(東南戦)のほか次のルールも存在する。 東北戦 途中を省略するという解釈から、東場の次を北場とするルール。北海道や東北地方で採用されることが多い。 東々戦 東場を2回行うルール。東八局まで行う。 一局清算 東風戦よりもさらに短く、毎局清算するルール。点棒を使わず、純粋に和了点相当のみのやりとりを延々繰り返す。オカ、ウマなどの付加的な収支は採用されない。東一局のみで1試合とするルールと見ることもできる。細かい取り決めが派生的に付け加えられていることもあり、点数計算が簡略化されている場合も多い。茶ガラ麻雀とも呼ばれる。代表的なルールとしては、東天紅ルールも一局清算麻雀の一種である。
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