ほっかいどう‐こまがたけ〔ホクカイダウ‐〕【北海道駒ヶ岳】
読み方:ほっかいどうこまがたけ
⇒駒ヶ岳
北海道駒ヶ岳(北海道)
1131m 北緯42度03分48秒 東経140度40分38秒 (剣ヶ峯) (世界測地系)
概 要
安山岩(SiO2 58~62%)の成層火山。山頂部には西の剣ヶ峯、北の砂原岳、南の馬の背・隅田盛で囲まれた直径約2kmの火口原がある。 この火口原内には、数個の小火口があり、1942年噴火では、昭和4年火口を通って長さ約1.6㎞の割れ目を生じた。1996年の噴火では昭和4年火口の南側に長さ約200mの火口列を生じた。爆発的噴火が特徴で、火砕流、泥流を生じやすい。
最近1万年間の火山活動
北海道駒ケ岳は3万年前より以前に活動を開始した。 駒ケ岳溶岩噴出後、3~4万年前頃に駒ケ岳岩屑なだれが生じた。 その後、2万年以上の休止期をおいて、約6000年前に降下火砕物と火砕流(Ko-g)が噴出し、再び500年余りの休止期をおいて、約5500年前に降下火砕物と火砕流(Ko-f)が噴出した。 更に5100年余りの長い休止期の後、江戸時代になって火山活動が再開した(宝田・吉本,1998)。
記録に残る火山活動
<日本活火山総覧(第3版)(気象庁編、2005)による。>
火山観測
気象庁では,地震計6点,空振計3点,GPS6点,傾斜計1点,遠望カメラ2点を設置し,札幌管区気象台までテレメータして常時観測を行っている。
火山活動解説資料
気象庁が実施した火山観測データの解析結果や,火山活動の診断結果を掲載します。毎月1回,上旬に公表します。
北海道駒ヶ岳
固有名詞の分類
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