分派とは? わかりやすく解説

ぶん‐ぱ【分派】

読み方:ぶんぱ

[名](スル)

主となるものから分かれ出ること。また、分かれたもの。

阿蘇の—の一峰の右に」〈独歩忘れえぬ人々

主となる勢力から分かれて別に一派をなすこと。また、その一派。「—を立てる」

「分派」に似た言葉

セクト

(分派 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/24 18:29 UTC 版)

セクトSect)は元来、それぞれの宗教から派生した「分派」のこと。一様には定義できないが、近年、宗教団体による深刻な社会問題がしばしば起こったことで、ヨーロッパの各国でも同様な法整備がなされたことから、セクトには「カルト」と関連する語として、社会的に警戒を要する団体という否定的な意味も加わった。日本では、「セクト」と「カルト」は、かなり異なる概念を表す[1]


  1. ^ 石井研士 2010, p. 128.
  2. ^ : Church
  3. ^ : denomination
  4. ^ : sect
  5. ^ 大貫隆; 名取四郎; 宮本久雄; 百瀬文晃岩波キリスト教辞典岩波書店、2002年6月10日。ISBN 4-00-080202-XISBN 978-4-00-080202-4 
  6. ^ 「カルト教団、本気で規制 仏国民議会、裁判所に解散命令権付与」『朝日新聞』 2001年6月1日付
  7. ^ 山口広 (著), 紀藤正樹 (著), 滝本太郎 (著) 『Q&A 宗教トラブル110番―しのびよるカルト』 民事法研究会、全訂増補版、2004年2月、ISBN 4-89628-186-1ISBN 978-4-89628-186-6
  8. ^ a b 伊達聖伸 著「フランスのライシテとセクト規制」、島薗進 編『政治と宗教―統一教会問題と危機に直面する公共空間―』岩波書店岩波新書〉、2023年1月20日、148頁。ISBN 978-4-00-431957-3 
  9. ^ 山口広・中村周而・平田広志・紀藤正樹 『カルト宗教のトラブル対策』 教育史料出版会、2000年5月20日、ISBN 4-87652-381-9ISBN 978-4-87652-381-8
  10. ^ 古川利明 『カルトとしての創価学会=池田大作』 第三書館、2000年11月、ISBN 4-8074-0017-7ISBN 978-4-8074-0017-1
  11. ^  Bundestags-Drucksache 13/4132: Antwort der Bundesregierung auf die Kleine Anfrage Drucksache 13/3712 (1.Welche Gruppierungen zählt die Bundesregierung zu den sog. Jugendsekten oder Psychogruppen, und welche dieser Gruppierungen treten z.Z. verstärkt in Deutschland in Erscheinung?) AGPF(Aktion für Geistige und Psychische Freiheit; 精神的・心理的自由のためのアクション) 1996年3月15日 2009-9-19閲覧 "ドイツ連邦政府はすべての州と協力し、パンフレット"ドイツ連邦共和国のいわゆる新宗教と精神世界グループ"を作成した。以下のグループ、団体を含む:"(Die Bundesregierung hat in Kooperation mit allen Bundesländern den Entwurf einer Informationsbroschüre »Sogenannte Jugendsekten und Psychogruppen in der Bundesrepublik Deutschland« erarbeitet, in den u. a. die nachfolgenden Gruppierungen und Organisationen aufgenommen wurden:" "...サイエントロジー団体(創設者ロン・ハバートが純粋な経済志向と共に精神セクト性を少なくした), 創価学会 (仏教 »改革運動«),セレマ (新悪魔崇拝協会), ..."(...Scientology-Organisation (auf ihren Gründer L. Ron Hubbard zurückgehender Psychokult mit ausschließlich wirtschaftlicher Orientierung), Soka Gakkai (Buddhistische »Reformbewegung«), Thelema-Orden (Neosatanistische Vereinigung),...)
  12. ^ Enquête Parlementaire visant à élaborer une politique en vue de lutter contre les practiques illégales des sectes et le danger qu'elles représentent pour la société et pour les personnes, particulièrement les mineurs d'âge. Rapport fait au nom de la Commission d'enquête par MM. Duquesne et Willems. Partie II.[(和訳)セクトの不法行為、社会や人々、特に未成年者にとっての危険と戦うことを目的とした政策を説明する議会公聴。ドゥケイン氏、ウィレム氏による委員会での公聴、の名称での報告 パート2] 報告書 (PDF) -- フランス語とフラマン語のニ言語報告, retrieved 2007-01-08.
  13. ^ FORUM21 通巻321号 2022年10月号8・9・11頁



分派

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:03 UTC 版)

直心影流剣術」の記事における「分派」の解説

竹刀稽古導入によって直心影流剣術は盛んとなり、藤川近義に始まる藤川派、団野義高(真帆斎)に始まる団野派、男谷信友の男谷派などの多くの分派が生まれた(これらの分派と区別するため、直心影流剣術正統である長沼家の系統長沼派と呼ぶ場合もある)。 これらの分派の中でも男谷派は、上段の構えを使うことが多い直心影流を、正眼構え中心に改めるなど、より竹刀での試合適した内容改め、また男谷信友講武所頭取であったこともあって、幕末大い栄えた同時期の藤川派も藤川整斎名人として名高かった。また、長沼派も幕末には門弟2千人号し大い栄えたが、長沼家の最後伝承者である第15代長沼称郷(可笑人)が明治初期廃刀令伝承断念した直心影流全国広まり示現流系の流派大勢占め薩摩藩にも伝わった薩摩藩示現流一辺倒だと思われがちが、直心影流藩校造士館含め藩内で大い稽古されていた。薩摩藩伝の直心影流長沼国郷の弟子である鈴木藤賢(弥藤次)によって伝えられた。鈴木は元々は幕臣であったが、竹姫島津氏輿入れする際に従い薩摩藩となった代々鈴木氏継承して藩内にも大い広まり鈴木家道場は「鈴木殿の稽古」(すずっどんのけこ)と呼ばれ畏敬されていた。江戸時代後期坂口兼儔(作市)は名人といわれた。薩摩藩出身直心影流真影流)門人には、有馬新七川路利良牧野伸顕等がいる。 また、薩摩藩での分派に深見有安(休八)の深見流がある。深見有安養子深見有正は、二の丸稽古所師範17人の一人となった鹿児島には、直心影流法定伝える『薩摩影之流』があり、示現流折衷の形が伝わっている。示現流が、茨城県笠間発祥であることから、示現流は、直心影流から分派したと見る研究家もいる。

※この「分派」の解説は、「直心影流剣術」の解説の一部です。
「分派」を含む「直心影流剣術」の記事については、「直心影流剣術」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「分派」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「分派」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



品詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「分派」の関連用語



3
100% |||||


分派のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



分派のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのセクト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの直心影流剣術 (改訂履歴)、解脱会 (改訂履歴)、キリストの幕屋 (改訂履歴)、陽光子友乃会 (改訂履歴)、タイ捨流 (改訂履歴)、カギュ派 (改訂履歴)、羅州羅氏 (改訂履歴)、光山金氏 (改訂履歴)、巨済潘氏 (改訂履歴)、沃川陸氏 (改訂履歴)、豊基秦氏 (改訂履歴)、サキャ派 (改訂履歴)、西川流 (改訂履歴)、日蓮宗 (改訂履歴)、真宗大谷派 (改訂履歴)、シーア派 (改訂履歴)、勝劣派 (改訂履歴)、第二次大覚醒 (改訂履歴)、サント・ダイミ (改訂履歴)、イスマーイール派 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS