出版など
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『ちびくろさんぼ』問題 1988年にワシントン・ポストに掲載された日本の黒人のキャラクター人形に対する批判記事を発端として、市民団体「黒人差別をなくす会」が『ちびくろサンボ』の内容は黒人を貶めるものだと最も有名な翻訳版の発行元である岩波書店に抗議し、本書は全社自主規制で絶版になった。これを契機に黒人差別をなくそうとする世論が高まった。これを受けて、黒人差別に繋がるとして厚い唇で肌が黒いキャラクターが問題視された結果、カルピスの黒人マークが廃止され、ジャングル黒べえ・ダッコちゃん人形などが販売中止になった。その後、一部行き過ぎの面があったとして批判もあり、ダッコちゃん人形の色を変更してのリニューアル、『ちびくろサンボ』の原書直訳版刊行や岩波版の復刻など見直しが進んだ。 『無人警察』問題 1993年、高等学校の国語の文部省検定済教科書に掲載される予定であった筒井康隆の小説『無人警察』において「てんかんに関する描写、結論」が誤解・偏見を招くとして、日本てんかん協会から抗議を受け、出版元である角川書店がその収録を取り消した。 これに対して筒井は抗議、断筆を宣言した。(リンク参照、両者は痛み分けの形で譲歩・和解し、1996年に執筆再開)筒井は『噂の眞相』1993年9月号で「てんかんであったドストエフスキーは尊敬するが、彼の運転する自動車には乗りたくないし、運転してほしくなく、自分はブラックユーモアという文学的伝統を守ろうとしている作家の一人だ。」と反論している。 かな漢字変換ソフトウエアにおける漢字変換 MS-IMEやATOKなど、一部のPC用かな漢字変換ソフトウエアでは、差別用語とされている語句などが、商品出荷時の辞書登録から除外されており、初期状態では変換できない。なお、同用語であってもmacOSに標準搭載されていることえりでは出荷時の状態で変換が可能であったりと、必ずしも共通した見識や条件で採用されているとは限らない。 紀伊國屋書店における一部漫画の撤去 詳細は「1999年の紀伊國屋書店における漫画撤去問題」を参照 1999年に児童ポルノ禁止法が施行されたときに、紀伊國屋書店で18歳未満の性描写がある一部の漫画が撤去された。この出来事は過剰な自主規制の象徴的存在とされている。
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『ノンプロフィットレビュー (The Nonprofit Review)』2001年6月創刊。 『日本NPO学会ニューズレター』 その他、ディスカッションペーパーなどを随時発行。
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