写本について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 08:20 UTC 版)
最古の写本は、安倍晴明から11代後の子孫である安倍泰統 (あべ たいとう) が、鎌倉時代に書写した尊経閣文庫蔵本である。村山1981には、尊経閣文庫蔵本から全文を翻刻し、独自の校訂を加えた本文が収載されている。写本は他に宮内庁書陵部蔵本、京都府立総合資料館蔵本と京都大学附属図書館蔵本がある。 以下の写本において、本文冒頭の記述が京都大学附属図書館蔵本では“常以月将加占事”だが、尊経閣文庫蔵本と宮内庁書陵部蔵本その他では“常以月将加占時”となっていることから、写本に2つの系統があることがわかる。 ただし『占事略决』が六壬神課の解説書であることを考えると“常以月将加占時”が正しいと考えられる。この点については六壬神課の項目を参照。
※この「写本について」の解説は、「占事略决」の解説の一部です。
「写本について」を含む「占事略决」の記事については、「占事略决」の概要を参照ください。
- 写本についてのページへのリンク