内大臣
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内大臣(ないだいじん)は、日本の律令官制で太政官に置かれた令外官の一つ。左大臣・右大臣に次ぐ官職。唐名は「内府(だいふ)」「内丞相」「内相国」「内僕射」。和訓は「うちのおおまえつぎみ/うちのおとど」。定員1名。官位相当は正・従二位。員外の大臣の意から「数の外(ほか)の大臣」とも、太政大臣と左・右大臣の三公を三台星と呼ぶのに対して「かげなびく星」とも呼ばれる。左大臣および右大臣の両人が欠員の場合や何らかの事情のために出仕できない場合に、代理として政務・儀式を司った。
- 1 内大臣とは
- 2 内大臣の概要
内大臣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 01:37 UTC 版)
内大臣職はしばしば実美を処遇するための名誉職と取られるが正確ではない。天皇親政の建前が取られた明治政府では、宮中において天皇を輔弼する重要な役割であった。薩長のバランサーとして自らを位置づけていた実美は、藩閥内部の混乱時に調整役としての力を発揮した。また政変や重要人事に関する天皇の下問に応じたが、内大臣としての職責ではなく、実美個人の人格に基づくものであった。また実美は伊藤らの動きを阻害しないためあえて主体的な動きは取らず、宮中の保守派が政治に介入しないための重しとなった。
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