光学異性体とは? わかりやすく解説

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こうがく‐いせいたい〔クワウガク‐〕【光学異性体】

読み方:こうがくいせいたい

立体異性体の一。立体配置は同じであるが、右手と左手のような対称的な構造で、旋光性互いに反対異性体

「光学異性体」に似た言葉

光学異性体

同義/類義語:光学異性, 光学活性
英訳・(英)同義/類義語:optical isomerism, optical activity

不斉炭素原子存在原因生じ立体異性一種で、偏光振動面をそれぞれ逆向き変化させるため、右旋性左旋性を示すといい、D型L型ということもある。もしくはそのような性質のこと。

光学異性体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/11 01:45 UTC 版)

光学異性体(こうがくいせいたい)とは、主に有機化学で用いられる用語である。"optical isomer" の訳語で、立体異性体の種類を表すが、IUPACでは使用が推奨されておらず、代わりに「エナンチオマー」や「ジアステレオマー」を使うことが推奨されている[1]。関連する光学的な現象の詳細については、「キラリティー」および「旋光」(光学活性)の項を参照されたい。


  1. ^ IUPAC Recommendations 1996 ;Basic Terminology of Stereochemistry(外部リンク参照)
  2. ^ 日本化学会(編)「標準-化学用語辞典-第2版」丸善 (2005/03, 初版1991/03)
  3. ^ a b 長倉三郎、他(編)「岩波理化学辞典-第5版」岩波書店 (1998/02)
  4. ^ 化学大辞典編集委員会(編)「化学大辞典-第3版」共立 (2001/09, 初版1960/09)


「光学異性体」の続きの解説一覧

光学異性体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 05:03 UTC 版)

錯体」の記事における「光学異性体」の解説

二座配位子を2個以上もつ六配位錯体には光学異性体が発生する二座配位子によるねじれが左回りのものはΛ(ラムダ)、右回りのものはΔ(デルタ)体と呼ぶ。 Λ-[Fe(ox)3]3− Δ-[Fe(ox)3]3− Λ-cis -[CoCl2(en)2]+ Δ-cis -[CoCl2(en)2]+

※この「光学異性体」の解説は、「錯体」の解説の一部です。
「光学異性体」を含む「錯体」の記事については、「錯体」の概要を参照ください。

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