中川部屋
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中川部屋(なかがわべや)は、かつて存在した時津風一門の相撲部屋。ここでは前身の春日山部屋(かすがやまべや、伊勢ヶ濱一門)についても記述する。
注釈
- ^ この会見に先立つ同年5月に、21代春日山は日本相撲協会に対して年寄名跡証書の紛失届を提出して再発行を申請したものの、それに対して20代春日山が所有を表明したことにより、同年7月に当時の理事長である北の湖(元横綱)が再発行を取り消すという事態となっていた[3]。
- ^ 協会による春日山部屋の所属力士への聞き取り調査による。21代春日山も協会理事会の席上にてそれを認めた。
- ^ 水口は2020年10月19日にYouTubeにアップロードした動画中で、相撲協会の圧力で会見の翌日からマスコミが来なくなったと述べている。述懐によると、20代春日山が師匠の頃は所属力士たちが「稽古の後は(20代が経営していた)ちゃんこ屋で働いている」状況であった。東京場所のときに団体客が入ると、力士たちは住んでいる大部屋を宴会場に変え、調理や後援者でない一般客の接待や給仕、後片付けをしていた。また20代は川崎大師の近くに2軒目の店舗を持っており、正月に力士は川崎大師前の通りでちゃんこの出店で働いていた。日常の食費は削られ、身体を作ることもできなかったという。 21代春日山は、力士を常識的に扱ってくれたという。しかし、所属力士のなかで20代派と21代派に分かれ、スパイのような人物も出てきてしまった。水口としては、そういういがみ合いに巻き込まれた感があったという。[18]
- ^ 2016年12月22日に追手風部屋が伊勢ヶ濱一門から時津風一門へ移籍したことに伴い、師匠である11代追手風(元幕内・大翔山)と部屋付き親方である15代中川は時津風一門へ移籍したものの、年寄名跡所有問題で20代春日山と係争中である21代春日山はそのまま伊勢ヶ濱一門に留まった。なお、21代春日山と共に追手風部屋へ移籍した13代高島は、それに先立つ同年12月13日に伊勢ヶ濱一門に所属する宮城野部屋へと移籍している[19][20]。
- ^ 12人中11人は嘆願書を提出した力士であり、その多くは師匠辞任後に11代追手風が川崎市内にて春日山部屋の所属力士に対して行った状況説明の場には出席せず、2016年10月19日に川崎市内のホテルに集合し、21代春日山も同席して自身たちの合同断髪式の開催についての相談を行っていた[24]。
- ^ 2016年11月場所においてはこの2人も本場所には出場せずに全休していたが、正式な引退は2017年1月場所後の同年1月25日付とされた。
- ^ 15代中川は幕内在位通算4場所のため、部屋を新設できる条件は満たしていないが、今回の追手風部屋からの分家独立は旧春日山部屋の再興という扱いのため、部屋を新設したことにはならないとされている。
- ^ 2020年11月場所引退
- ^ 2020年9月場所「大国岳」へ改名。2022年11月場所「大国巌」へ再改名。
- ^ 2020年9月場所「玉正鳳」へ改名。2023年3月場所十両昇進。
- ^ 2020年9月場所「大国山」へ改名
- ^ 2022年2月1日より大島部屋へ改称
- ^ 2022年1月場所引退
- ^ 2020年9月場所「旭天稜」へ改名。2021年11月場所「旭輝山」へ再改名。
- ^ 2020年9月場所引退
- ^ 2020年11月場所停年退職
出典
- ^ 賃料滞納問題で春日山親方を先代親方が提訴スポーツ報知 2013年10月5日記事
- ^ 先代が春日山親方提訴へ「賃料払え」間借りの部屋代、未払い続くスポーツ報知 2013年10月4日記事
- ^ 春日山親方側、和解を提案…年寄名跡証書引き渡し訴訟第1回控訴審 スポーツ報知 2016年11月1日記事
- ^ 年寄名跡証書の返還訴訟 春日山親方「苦渋の選択」スポーツニッポン 2013年11月9日記事
- ^ 先代「家賃払え」に春日山親方が逆提訴、名跡証書返せスポーツ報知 2013年11月9日記事
- ^ 春日山親方の給与など仮差し押さえ 家賃滞納問題で横浜地裁が決定スポーツ報知 2014年7月12日記事
- ^ 春日山親方の給料、仮差し押さえ…部屋の賃料滞納スポーツ報知 2015年3月20日記事
- ^ 部屋明け渡し訴訟:春日山親方と先代和解成立毎日新聞 2015年6月17日記事
- ^ 春日山部屋が川崎市内で引っ越し日刊スポーツ 2015年9月28日記事
- ^ 先代春日山親方側が書面提出 名跡の価値は「1億8千万円」スポーツニッポン 2015年3月4日記事
- ^ 春日山親方に名跡訴訟で1億7千万円支払い命じるスポーツニッポン 2016年8月2日記事
- ^ 春日山親方が控訴=大相撲の名跡証書裁判時事通信 2016年8月4日記事
- ^ 春日山親方に師匠辞任を勧告=力士は追手風部屋へ-相撲協会 時事通信 2016年10月12日記事
- ^ 春日山親方に辞任勧告 名跡証書なく不適格 毎日新聞 2016年10月12日記事
- ^ 「春日山部屋存続を」 川崎の有志ら嘆願書 神奈川新聞 2016年10月18日記事
- ^ “「春日山部屋存続を」 川崎の有志ら嘆願書”. カナロコ. 神奈川新聞(2016年10月18日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ 春日山部屋所属の力士 親方の辞任勧告撤回訴え「師匠として適任」 スポーツニッポン 2016年10月19日記事
- ^ 【閲覧注意】ここが変です相撲部屋。前回動画の「貴闘力チャンネルを見て」の4倍激辛です。(Youtubeお相撲ぐっちゃんねる 2020年10月19日)
- ^ 高島親方が宮城野部屋付きに 毎日新聞 2016年12月13日記事
- ^ 追手風親方、遠藤ら所属力士と時津風一門へ移籍…春日山親方は移らず スポーツ報知 2016年12月23日記事
- ^ 春日山親方が師匠辞任勧告を受諾 毎日新聞 2016年10月19日記事
- ^ 師匠辞職の春日山部屋、力士が荷物運び出し 日刊スポーツ 2016年10月19日記事
- ^ 力士、旧春日山部屋で預かり=追手風親方に暫定措置 時事通信 2016年10月19日記事
- ^ 春日山部屋12人引退届、集団断髪式計画 スポーツ報知 2016年10月21日記事
- ^ 春日山部屋の12力士が引退届提出 毎日新聞 2016年10月20日記事
- ^ 春日山部屋問題、引退決意の力士12人のうち数人が翻意… スポーツ報知 2016年10月27日記事
- ^ 春日山部屋の複数力士が現役続行希望 引退届の受理を保留中 スポーツニッポン 2016年10月28日記事
- ^ 大相撲 閉鎖の元春日山部屋 力士12人が引退 NHK NEWS WEB 2016年11月30日記事
- ^ 旧春日山部屋所属14力士が合同断髪式 スポーツ報知 2016年12月23日記事
- ^ “幕下・水口ら春日山部屋力士14人が断髪式参加”. スポニチAnnex(2016年12月24日). 2021年5月3日閲覧。
- ^ 相撲協会、全親方と契約結び直しへ 春日山部屋問題受け 日本経済新聞 2016年11月20日記事
- ^ 年寄名跡訴訟の控訴審開始…春日山親方側は和解を提案 スポーツニッポン 2016年11月1日記事
- ^ 春日山親方、和解不成立なら自主退職へ…年寄名跡証書問題 スポーツ報知 2016年12月26日記事
- ^ 春日山親方が退職、年寄名跡証書を期限に提出できず 日刊スポーツ 2017年1月16日記事
- ^ 元春日山親方先代と和解…年寄名跡証書裁判 スポーツ報知 2017年2月21日記事
- ^ 中川親方が旧春日山部屋を継承、名称「中川部屋」に 日刊スポーツ 2017年1月26日記事
- ^ 『大相撲中継』2018年2月17日号 p.108-109. 毎日新聞出版. (2018年2月1日)
- ^ “大相撲、中川部屋が閉鎖へ…親方、不適切指導か 13日理事会で決定”. スポニチAnnex (2020年7月10日). 2020年7月10日閲覧。
- ^ “中川親方、懲戒で部屋閉鎖へ 弟子に行きすぎた指導か”. 朝日新聞デジタル (2020年7月10日). 2020年7月10日閲覧。
- ^ “不適切指導の中川親方、日常的に弟子殴り蹴っていた - 大相撲 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com(2020年7月12日). 2020年7月12日閲覧。
- ^ INC, SANKEI DIGITAL (2020年7月11日). “大相撲・中川部屋の力士ら、複数の部屋に移籍へ”. 産経ニュース. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “中川親方「手は出していない」 弟子への不適切な指導で部屋閉鎖の見通し(スポニチアネックス)”. Yahoo!ニュース(2020年7月13日). 2020年7月13日閲覧。
- ^ a b “中川部屋、消滅…親方の不適切指導か 7月場所前に角界ドタバタ”. スポニチAnnex(2020年7月11日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ 月刊相撲2020年8月号16頁(ベースボールマガジン社)
- ^ “中川親方、弟子に複数回の暴力 日常的に「殺すぞ」「本当にうざい」”. スポーツ報知 (2020年7月13日). 2020年7月13日閲覧。
- ^ “中川親方を降格、部屋閉鎖に 相撲協会、暴力や暴言認定:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル(2020年7月13日). 2020年7月13日閲覧。
- ^ ““パワハラ閉鎖”中川部屋で断髪式…親方慕う力士引退決意 師匠は「すまない」と涙 (2020年7月13日)”. エキサイトニュース. 2020年7月13日閲覧。
- ^ 不適切指導の中川親方は2階級降格、部屋閉鎖も発表 日刊スポーツ 2020年7月13日記事
- ^ “大相撲「中川親方」の正体は…暴力とパワハラで部屋閉鎖へ|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL(2020年7月13日). 2020年7月14日閲覧。
- ^ “パワハラ中川親方“音声データ”入手 障害者差別発言の中身|日刊ゲンダイDIGITAL”. 日刊ゲンダイDIGITAL(2020年7月22日). 2020年7月28日閲覧。
- ^ l 向の岡工高相撲部出身 旭勇幸(きょくゆうこう) 母校で指導へ タウンニュース多摩区版 2020年7月24日号記事
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