リムエレキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 09:03 UTC 版)
特撮テレビ番組『ウルトラマンメビウス』第8話「戦慄の捕食者」から登場。 偶然生まれた小型マケット怪獣であり、通称「リム」。姿と形はエレキングに近いが、大きさと頭身は人間の赤ん坊ほどしかなく、鳴き声も可愛らしいものになっている。「リム」とはリミテッドの略で、コノミが命名した。 ボガールに対抗するため、マケット怪獣「ミクラス」に電撃能力を追加して強化する際に過去のアーカイブ・ドキュメントUGからデータを引き出すが、エレキユニットの運用実験の際に高エネルギー分子ミストを生成する粒子加速器の故障と、ミクラスの記録に残っていたかつてエレキングと戦ったトラウマがエレキングのデータを拒絶したため、リムは実体化してサコミズの肩に出現する。活動可能時間に限界はないが、ミクラスやウィンダムとは出現の仕方が少々異なり、分子ミストの再チャージに要する時間が1秒以下のため、次々とフェニックスネストに出現しては電撃でジョージの髪を逆立たせたりする。出現中、コンセントに尻尾を突っ込んで電気を補充する。 その後、トリヤマ補佐官の「官公庁にはマスコットキャラが必要」という主張に基づき、GUYS のマスコットキャラクターとして採用され、しばしばGUYS作戦室に出没しては隊員たちと戯れている。ミクラスと同じくコノミに懐いており、トリヤマ補佐官が首根っこを掴んで抱えた時は嫌がっていたが、テッペイの頭に乗る、マルが平気で抱きかかえるなど、コノミ以外の隊員たちにも懐いている模様。 第27話では、本物のエレキングがマケット怪獣の候補とされ、用意されたテスト用カプセルをコノミが使用しようとするが、結局は使用されずに終わる。 第49話でエンペラ星人に粒子加速器を破壊されたことにより、再チャージができなくなって消滅するが、第50話でメビウスが光の国へ帰った直後にはコノミの前に再び姿を現す。 デザインは酉澤安施が担当。酉澤は子供のころにエレキングをウミウシの怪獣だと思っていたことから、水棲生物風にデザインし、さらにハムスターのような可愛さも加えている。 当初は「ミニット怪獣」という名称で、エレキングだけでなくレッドキングやキングジョーにもデザインが用意されていた。また、ミクラスもラフデザインのみ描かれている。 撮影では、コノミ役の平田弥里をはじめとする出演者らが抱きかかえる際にはパペットが、ジャンプなどのアクションをさせる際にはCGが使われている。
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