メリケンサックとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > メリケンサックの意味・解説 

メリケン‐サック

American sackから》4本の指の付け根にはめて使う金属製武器

[補説] 英語ではbrass knuckles, knuckle-dusters


ナックルダスター

(メリケンサック から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/24 08:30 UTC 版)

ナックルダスター

ナックルダスターは、拳にはめて打撃力を強化するための武器の総称。「メリケン」、「メリケンサック」、「ブラスナックル」、「拳鍔」などといった名称で呼ばれることもある。「カイザーナックル」と呼ばれることもあるが、これは漫画『リングにかけろ』に登場した同形状の武器の名称から来ている。

広義では籠手などの防具も含まれる。

概説

拳による打撃を強化する目的で使用される武器である。握り込んで使用することで手拳を保護し、また殴打の威力を増大させる。

指の骨や関節といった弱い部分ではなく、拳に装着した金属等の硬い部分を使って打撃を行う事が可能である。多くの場合、打撃に使用する金属部分は掌底で支える構造になっており、相手を殴った反動で生じる拳部分への衝撃を最小限に抑えられる。

金属製の物は、素手では攻撃した側が怪我を負うような硬い目標物(ハード・ターゲット)を破壊する目的にも使用される。重い(=比重の高い)金属製が多いため「ブラスナックル(真鍮の拳)」と呼ばれることもあるが、真鍮に限らずなどの合金製であることが多い。

コンパクトなものはポケットに収まるサイズで、「ペーパーウエイト」「(文房具の)ペンホルダー」「ベルトのバックル」「ウエイトトレーニング用の軽量ダンベル」などの名目で販売されていたり、一見したところでは指輪にしか見えないようなものもある。携帯所持していると、軽犯罪法迷惑防止条例の凶器携帯によって検挙される場合があるため、注意を要する。

類似武器

鉄貫

室町時代から使われる。刃が付いたものもある。懐剣とも呼ばれ宮本武蔵も使用した。

鉄甲

琉球古武道武器の一種。元は農耕用の蹄鉄として利用されていた。

ヒマンテス

セスタス

古代ギリシアのボクシングでは拳に巻き付ける革紐「ヒマンテス」が使われており、次第に外側により堅い革紐を使ったもの(スファイライ)や金属を仕込んだもの(カエストス)へと変化していった。

自分の拳の皮膚を保護することが主目的であるため、鍛錬が不足したまま硬い物体を殴ると怪我を負うが、相手の人間の皮膚にはダメージがある。また、革のベルトで代用することもできる。

パンクラチオンでは類似したセスタスが使われていた。

刃部を有するもの

日本鉄拳中国の圏など、打撃部分に刃物や棘の設けられたものも存在している。

トレンチナイフ

第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけてのトレンチナイフの中には、ナックルダスターを兼ねる護拳部を備えた製品があった。

アパッチ・リボルバー

1860年代に登場した、拳銃・ナイフ・ナックルダスターを一体化した武器。

参考資料

関連項目



メリケンサック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:09 UTC 版)

ビートダウン」の記事における「メリケンサック」の解説

につける武器。敵に奪われず、絶対に壊れない

※この「メリケンサック」の解説は、「ビートダウン」の解説の一部です。
「メリケンサック」を含む「ビートダウン」の記事については、「ビートダウン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「メリケンサック」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「メリケンサック」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「メリケンサック」の関連用語











メリケンサックのお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



メリケンサックのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのナックルダスター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのビートダウン (改訂履歴)、コンスタンティン (映画) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS