メリケルテース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 05:48 UTC 版)
メリケルテース(古希: Μελικέρτης, Melicertēs)は、ギリシア神話の人物である。ボイオーティア地方の都市オルコメノスの王アタマースとイーノーの子で、レアルコスと兄弟[1][2]。メリケルテースの死はイストミア競技祭の起源とされ、またメリケルテース自身は死後にパライモーン(古希: Παλαίμων, Palaimōn)と呼ばれる海神に生まれ変わったとされる[2][3][4]。神となったパライモーンはイルカに乗った少年神の姿で表され[5]、海難者を救い[2]、港を司る神として信仰された[6]。ローマ人はポルトゥーヌス神と同一視した[6][3][7]。
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- ^ アポロドーロス、1巻9・1
- ^ a b c d e アポロドーロス、3巻4・3。
- ^ a b ヒュギーヌス、2話。
- ^ ヒュギーヌス、224話。
- ^ a b パウサニアス、2巻1・8。
- ^ a b オウィディウス『祭暦』6巻541行-548行。
- ^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.268b。
- ^ 『オデュッセイア』5巻333行以下。
- ^ エウリーピデース『メーデイア』1282行-1292行。
- ^ アポロドーロス、1巻9・2。
- ^ オウィディウス『変身物語』4巻。
- ^ a b パウサニアス、1巻44・7。
- ^ a b パウサニアス、1巻44・8。
- ^ a b パウサニアス、2巻1・3。
- ^ パウサニアス、8巻48・2。
- ^ a b 山口京一郎「地を割るポセイドン —『エイコネス』II.14, 16, 17—」
- ^ a b “PHILOSTRATUS ELDER 2.1-16”. The Theoi Classical Texts Library. 2018年8月7日閲覧。
- ^ David W. Rupp, The Lost Classical Palaimonion Found?
- ^ プルタルコス「テーセウス伝」25。
- ^ パウサニアス、2巻2・1。
- ^ パウサニアス、2巻3・4。
- 1 メリケルテースとは
- 2 メリケルテースの概要
- 3 系図
- 4 参考文献
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