ベータ‐ほうかい〔‐ホウクワイ〕【β崩壊/ベータ崩壊】
ベータ崩壊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/26 10:09 UTC 版)
ベータ崩壊(ベータほうかい、beta decay)とは、原子核の放射性崩壊のうち、ベータ粒子(電子または陽電子)の放出をともなうものをいう。ベータ壊変(ベータかいへん)ともいう[1]。
- 1 ベータ崩壊とは
- 2 ベータ崩壊の概要
ベータ崩壊(β 崩壊)
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「放射性崩壊」の記事における「ベータ崩壊(β 崩壊)」の解説
詳細は「ベータ崩壊」を参照 原子核の核子(陽子または中性子)が他の核子に変化する放射性崩壊の総称を言う。主に、原子核の中性子が陽子に変化する崩壊(β-崩壊)を指す。この β- 崩壊においては電子が放出されるが、この放出される電子のことをベータ線(β 線)と呼ぶ。 ベータ崩壊の種類 ベータ崩壊の種類としては大別して、 中性子が陽子に変化するもの、β-崩壊(陰電子崩壊)この崩壊では原子核が自発的に電子 e- を放出し、1個の中性子 n が陽子 p+ に変換される。この過程は n ⟶ p + + e − {\displaystyle {\ce {{\mathit {n}}->{p^{+}}+{\mathit {e}}^{-}}}} と表される。なお、理論的には電子と同時に反ニュートリノ粒子の放出があるが、検出が極めて困難であることから書き表さない。 典型的なβ-崩壊の例は放射性核種の 14C の崩壊であり、 C 14 ⟶ N 14 + e − {\displaystyle {\ce {^{14}C->{}^{14}{N}+{\mathit {e}}^{-}}}} と表す。 陽子が中性子に変化するもの、β+崩壊(陽電子崩壊)この崩壊では原子核から+電荷をもった電子(陽電子、e+)が放出され、次の反応が起こる p + ⟶ n + e + {\displaystyle {\ce {p^{+}->{\mathit {n}}+{\mathit {e}}^{+}}}} 電子捕獲(EC、または K 電子捕獲)この崩壊では原子核外の電子が原子核によって捕獲されて p + + e − ⟶ n {\displaystyle {\ce {{p^{+}}+{\mathit {e}}^{-}->{\mathit {n}}}}} の反応が起こる。 がある。なお、ベータ崩壊の原因は弱い相互作用である。
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