エンジンの開発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 23:04 UTC 版)
C-14 エンジンのアルミニウムを基本とした燃料は、大量の煙を発生する。煙がすぐにきれいになる高速な航空機には向いているが、ある程度のあいだ煙の中を飛行しなければならない遅い飛行機やヘリコプターには向いていない。この問題は、RLU-5002/B(C-15) エンジンの開発を促した。これは、アルミニウムを含んでおらず、煙の発生は大幅に抑えられ、全力積はわずかに小さい2,185lbfs(9.7kNs)だった。最初のC-15は、尾部に取り付ける点火装置を使っており、これは、ロケットが発射されるとロケットから切り離された。これは、時々航空機に当たって、小さな損傷を与えることがあった。これに対処するために、発射した時に切り離されない「Head-End Parmanent Igniter」(頭部に取り付ける固定式の発火装置)を用いたRLU-5002A/B(HEPI)が導入された。 ヘリコプター向けの最新のC-17およびC-18 エンジンは、全力積が少し小さな1,905lbfs(8.5kNs)であるが、まったく煙を発生しない。
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