イリンガ【Iringa】
イリンガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 00:41 UTC 版)
イリンガ | |
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丘の頂からの眺望 | |
南緯7度46分 東経35度42分 / 南緯7.767度 東経35.700度 | |
国 | タンザニア |
州 | イリンガ州 |
県 | イリンガ・ムジニ県 |
人口 (2012年)[1] | |
• 合計 | 151,345人 |
等時帯 | UTC+3 (東アフリカ時間) |
イリンガ(英: Iringa)は、タンザニアの都市。人口は15万1345人(2012年)である。イリンガ州の行政の中心として、手工業や食品加工を含む多くの産業が興された。なかでもアシで編まれた手製のバスケットは有名で、国内のみならず外国にも輸出されている。電力のほとんどは近くのムテラダムから供給されている。交通の要衝でもあり、ダルエスサラーム、ムベヤ、ソンゲア、ドドマにバス路線が通じている。ルアハ国立公園への入り口の町でもある。
トゥマイニ大学、イリンガ大学、ムクワワ教育大学、ルアハ大学など、高等教育機関も多い。
歴史
1890年代にムクワワ酋長の率いるヘヘ族が反乱を起こした際、砦と酋長の本陣は近くのカレンガ村に置かれていた為、ドイツ陸軍が防衛拠点として建設した。南はルアハ川を見下ろす高台沿いに、北は尾根や渓谷沿いに街並みが広がっており、郊外には標高が1550mを超す地点もある。6月から8月までは寒く、氷点下近くにまで気温が下がる。タンザム・ハイウェイが通っており、首都ダルエスサラームまではモロゴロ経由で502kmある。
メディア
市営のFMラジオ局が2局とテレビ局が1局ある。ラジオ局は若者向け娯楽チャンネルのエボニーFMとカントリーFM。ほかにも州内のキトゥロやンジョンベにローカルラジオ局がある。一方、イリンガ市営テレビは幅広い年代が楽しめるよう多種多様な番組を揃えている。
脚注
- ^ “City Population”. 2023年4月17日閲覧。
関連項目
イリンガ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 21:20 UTC 版)
イリンガには、首都の外ではもっとも重要な戦力が置かれ、多くの経験を積んだスーダン人を含む117名のアスカリがおり、ニグマン大尉に率いられていた。ニグマン大尉は、8月24日にイファカラから逃げて来た交易商から反乱のことを聞いたとき、ヘヘ族(英語版)の反乱参加を防ぐことができれば、反乱の西への拡大を阻止できると判断した。ニグマンは9月3日に75名のアスカリとともにヘヘ族のリーダーたちを説得するために出発した。ヘヘ族はドイツの火力を知っており、反乱した部族を嫌悪し、そしてムクワワの後全体を率いる首長がいなかったため、ドイツ側についた。そのため反乱軍に包囲されたが、9月5日にニグマンにより救出された。その後ニグマンはイファカラ方面に撤退するムブンガ族部隊を確認し、マヘンゲおよびソンゲア方面へ向かった。
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