べっ甲
別表記:鼈甲、ベッコウ
熱帯域の海洋に生息するウミガメの一種であるタイマイの甲羅。べっ甲の「べつ」は「鼈」と書き、第一の意味としてはスッポンを指す語。古来より装飾品などの原料として珍重されたが、現在はワシントン条約により取引が禁止されている。
別稿
べっ‐こう〔‐カウ〕【別項】
べっ‐こう〔‐カフ〕【×鼈甲】
鼈甲
鼈甲
(べっこう から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/30 09:19 UTC 版)
鼈甲(べっこう、べっ甲)は、熱帯に棲むウミガメの一種・タイマイの甲羅の加工品で、背と腹の甲を構成する最外層の角質からなる鱗板を10枚程度に剥がして得られる。色は半透明で、赤みを帯びた黄色に濃褐色の斑点がある。日本では黄色の部分が多いほど価値が高く、西洋では褐色部分が多いほど価値が高い(後述)。
- ^ 『角川新字源』「鼈甲」
- ^ Tortoiseshell | Define Tortoiseshell at Dictionary.com - Dictionary.com
- ^ 「江戸300年の女性美 化粧と髪型」ISBN 4861521262
- ^ 「嬉遊笑覧」タイマイ製の櫛の項目 - 国立国会図書館
- ^ a b c ワシントン条約 - 外務省、2017年2月10日閲覧。
- ^ a b c タイマイ取引再開案を撤回/キューバ、ワ条約会議前に (日本語) - 四国新聞、2017年2月10日閲覧。
- ^ a b “一般社団法人 日本べっ甲協会/べっ甲のお話”. www.bekko.or.jp. 2023年7月30日閲覧。
- ^ a b “絶滅危惧のウミガメを救え、保護団体が「べっ甲判別」アプリ開発”. natgeo.nikkeibp.co.jp. 2023年7月30日閲覧。
- ^ “鼈甲(べっこう)道具類”. nanboya.com. 2023年7月30日閲覧。
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