ジゴワットレポート

映画とか、特撮とか、その時感じたこととか。思いは言葉に。

仮面ライダー

「仮面ライダーガヴ? どうせ普通の仮面ライダーでしょ?」

「おつかれ~」 「ごめん、ちょっと遅くなったわ」 「どうする? 生?」 「いや、最近は炭酸がきつくってさ。ハイボールで」 「ハイボールも炭酸だろ」 「違いねぇ~~」 「サラダとか刺身とか適当に頼んどいたけど」 「助かるわ。学生の頃はいきなりから揚…

このほど観たり読んだりしたエンタメの感想9連発(忍びの家、555パラリゲ、ジョン・ウィック4、キメラアント編、PLUTO、MONDAYS、GANTZ、龍と苺、ようこそFACTへ)

昨日に引き続き、リハビリがてらとにかく書いていきます。今日は、最近観たエンタメ(映画&漫画)の感想をざっくりと。また本腰入れて別記事でレビューをアップしたい作品も混じっていますが、それらは取り急ぎの初報ということで。 全てにおいて根幹のネタ…

『仮面ライダーガッチャード』序盤評 ~懐かしく新しく朗らかな、由緒正しい東映特撮やろがい!

ここ数年、仮面ライダーの感想をしっかり書けていなかったこともあり……。何事もファーストインプレッションは大切ということで、『仮面ライダーガッチャード』序盤の感想を少し書き置いておこうかと。(執筆時点で8話まで放送) 結論から言うと、色々と思う…

『仮面ライダーエグゼイド』とはポッピーピポパポのことであるッ!

『仮面ライダーエグゼイド』とはポッピーピポパポのことであるッ! ……というのはいささか暴論ですが、『エグゼイド』の同人音楽を作ろうと考えた際に辿り着いたのはこの切り口でした。同作のヒロインであるポッピーピポパポは、看護師・仮野明日那として人間…

アフタードンブラザーズに観る『仮面ライダーファイズ』、時々すっごく熱くなるらしいぜ

2023年は『仮面ライダーファイズ』放送20周年。おめでとうございます! 言うまでもなく「CSMファイズギア&ファイズアクセルver.2」は予約済みです。知ってるかな? ファンアイテムっていうのは呪いと同じなんだ。税込52,800円をケチった者は、ずっと呪われ…

『仮面ライダー鎧武』10周年を記念し、二次創作楽曲『フィンブルの風』を制作しました

Fic Soundと題した同人音楽企画の第二弾。今回は2023年に放送10周年を迎えた『仮面ライダー鎧武』をテーマに、『フィンブルの風』という楽曲(オリジナルイメージソング)を制作しました。 『鎧武』を一度でも観たことがある人は、これを聴けば、あの全47話…

とにかく『仮面ライダー鎧武』5話の話がしたい!『鎧武』は5話!!結局のところ5話なんですよ!!!

もう何十回、もしかしたら三桁に届いているかもしれないが、今日もまた『仮面ライダー鎧武』の5話を観てしまった。『鎧武』という作品は結局のところ5話なんだと、言い続けてもう10年になる。 そう、10年なのだ。2013年に放送を開始した『鎧武』は、2023年に…

感想『シン・仮面ライダー』 可笑しさに酔え。歪曲に震えろ。これが再認識エンタテインメントだ。

平成ライダー世代である。 幼心に『BLACK RX』に思い出がありつつも、しっかり腰を入れて鑑賞したのは『クウガ』が初めて。それ以降、日曜に仮面ライダーを観る生活を送って二十年以上が経った。昭和ライダーにしっかり触れたのは、無限の時間を持て余してい…

「それっぽさ」と「あるある」が魅せるハイライト、これまでの『仮面ライダーギーツ』は!

結論 → 「『仮面ライダーギーツ』の物語の組み立てはすごく好きなタイプで、成功している面も沢山あるけれど、だからこそのモヤモヤも沢山あるよ。でも足し引きの結果、自分としてはちょいプラスです」。以下、本編。 前回までのストーリー 佐橋俊彦 インス…

『鎧武』と『エグゼイド』の同人音楽(二次創作)を制作しています

作品に対する自分の理解、つまり「解釈」を、楽曲にパッケージする作業に絶賛ハマっています。完全オリジナルのイメージソング制作です。 「同人音楽」と表記するとアマチュア制作音楽のことを指す場合もありますが、私がやっているのは二次創作のニュアンス…

アニメ『風都探偵』よォ~~~ おいおいおいおいおい…… いったいなんちゅうもんを作ってくれたんや…… 最高のコラボレーション続いていく…… 「キャー!月々2,189円!」U-NEXTをきめた。「マキシマム!ドライブッ!」俺は死んだ。ダブル(W-G-X)

おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい・・・・・・・ なんちゅうもんをつくってくれたんや・・・・・・・・・・・・・・ アニメ『風都探偵』、よりにもよって月曜0時に最新話がU-NEXTで公開ということは、これから数ヶ月、日曜深夜に必ず夜更かしをしろ…

『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』という非妥協的な詰将棋、あるいは「続編を制作する意義」について

続編、それも本編終了から時が経った続編ほど、「それを制作する意義」に真摯に向き合って欲しいと、そう願うばかりである。 どうして世の続編は制作されるのか。商業作品である以上、「売れる見込みがあるから」という予実管理があるのは当然として、私の願…

『仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル』観たくない!いや観たい!観なくてもいいのでは!観るでしょ!観る? 観るの? 観ちゃうの!? 観たくないのでは? クゥァアアア!!

俺A「うわぁぁァァァァーーーー!!!!」 俺B「うわぁぁァァァァーーーー!!!!」 俺C「うわぁぁァァァァーーーー!!!!」 仮面ライダーオーズ 10th 復活のコアメダル [Blu-ray] 渡部秀 Amazon www.youtube.com 俺A「ちょっと待って一旦落ち着こう。落…

感想『劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME』 「本来やりたかったゼロワン」を感じさせる夏映画的エピローグ

つい、気づけば2ヶ月半ぶりのブログ更新となってしまった・・・。引き続き猛威を奮う新型コロナに仕事の現場で振り回されつつ、別名義で始めた創作活動が思いの外の結果を出し、これまた「つい」そちらに時間をかけてしまったりと、色々な背景があるのだけど…

コロナ禍と戦う『仮面ライダーセイバー』を心から応援したい

2020年初秋、令和仮面ライダー第2弾となる『仮面ライダーセイバー』が放送を開始した。 前番組の『仮面ライダーゼロワン』は、物語中盤頃に未曾有のコロナ禍に突入し、緊急事態宣言で撮影そのものがストップ。総集編でなんとか放送枠を継続しつつ、話数を短…

総括『仮面ライダーゼロワン』 「AIの可能性シミュレーション」と「特撮ヒーロー活劇」に共存の可能性はあったのか

まずは何より、『仮面ライダーゼロワン』が最終回までの放送を無事に終えられたことを、心から喜びたい。 「特撮ヒーロー番組が毎週放送される」という現実は、金曜の夕方にスーパー戦隊シリーズを観ていたあの頃から、自分にとっては疑いようもない「当たり…

ミニライスくん ミニ日記 ベストセレクション『いくじなしのファンファーレ』に育児記事を寄稿しました

お仕事の報告です。 サークル「CREATE MALL」さんより販売される『いくじなしのファンファーレ』に、育児記事を寄稿しました。ライスさん( @rice811 )がTwitterで3年に渡り投稿された、ヒーロー大好きミニライスくんの楽しいミニ日記。本書は、その傑作選…

「家で観る」ために。Amazonプライムビデオの面白い映画を50集めました

こんな未曾有のコロナ禍において、場末のブロガーにできることなんて、そうそう無い訳である。 とはいえ、一応ここは「映画ブログ」の仮面を被っていて、はてなブログからもお題「#おうち時間」が奨励されているタイミングなので、シンプルに「この映画がオ…

コロナ禍の2020年に観る『仮面ライダー鎧武』

数年に一度の周期で訪れる「やっぱり鎧武なんですよ・・・」が、この2020年春、またもや顔を出した。Twitterでも #俺達が鎧武の思い出語ったとして というタグでボチボチと再鑑賞の感想を零しているが(こういう時にすぐ歌詞を引用したがるオタク)、物語の…

『仮面ライダー剣』の「平成ライダーっぽさ」、あるいはクライマックスの「理屈臭さ」について

都合何十回目かの『仮面ライダー剣』ブームが、自分に訪れている。 先日「キングフォーム初登場回の演出がいい!」という記事を書いたが、こうしてアウトプットすることで視聴欲がモリモリと盛り上がってしまった。台詞までほとんど覚えてしまっている怒涛の…

『仮面ライダー剣』第34話、キングフォーム初登場シーンの演出を語りたい

『仮面ライダー剣』の好きなシーンは山ほどある。が、やはり第34話のクライマックス、ブレイドが初めてキングフォームを発動するくだりが忘れられない。何十回も何百回も観返すけれど、それでも飽きがこない。最高のシーンである。 このシーンの素晴らしさは…

シリーズ連載『平成仮面ライダー オン・ザ・ロード』第3回が公開されました

お仕事の報告です。 前回から随分と間が空いてしまいましたが・・・。たいむましん「WEB文芸」コーナーで連載中の『特撮ブロガー結騎了の平成特撮ヒーロー探訪』、第3回が公開されました。 ・平成仮面ライダー オン・ザ・ロード 第3回 増大する玩具と映画、2…

「リアルサウンド映画部」に『令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』作品評を寄稿しました

お仕事の報告です。 いつもお世話になっているリアルサウンド映画部にて、映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の作品評を書きました。年末年始もあり、公開から少し間が経ってしまいましたが・・・。 realsound.jp 同作についてはす…

『仮面ライダーゼロワン』滅亡迅雷 .net 編(1〜16話)総評 / 飛電或人の「危うさ」は新しい時代を切り拓けるか

『仮面ライダーゼロワン』の放送が、16話までを終えた。 敵として設定されていた滅亡迅雷 .net との最終決戦が繰り広げられた年末。本作と同様のスタッフ布陣(大森プロデューサー&高橋メインライター)による『エグゼイド』よろしく、敵がある程度のスパン…

ジゴワットレポートの映画ランキング2019

年の瀬恒例、一年間の映画の振り返り。今年はマイホーム計画に奔走したこともあり、近年でも最低クラスの鑑賞本数になってしまった。うーん、まあ、こればっかりはしょうがない。休日はそのほとんどをメーカーや工務店と打ち合わせをしていた気がする。 とは…

感想『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』 平成の価値観との衝突、それこそが新時代への跳躍

公開日に劇場に駆けつけることができた、『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』。 副題を除けば、タイトルがシンプルに『仮面ライダー』となっており、妙に感慨深い。「令和の仮面ライダー映画」といえば、既に夏に前例があるにも関わらず…

「2010年代の自分」を映画で追憶する(映画テン年代ベストテン)

2010年から2019年までの10年間。私にとっては、人生で最も激動の10年間であった。 就職、結婚、転職。子供も生まれ、住む土地も何度か変わった。来年にはマイホームが建つ。それ以前からこうしてブログなどでネットにテキストを残していたが、今では大変あり…

物語を「キャラ派」「作劇派」のどちらで楽しむか

前々から何となく感じていたことをTwitterに投稿したら驚くほどRTされたので(まさか1万を超えるとは・・・)、補足というか、雑感というか、ひとつのテキストにまとめておきましょう、という記事。 物語の楽しみ方は、大枠で「キャラ派」と「作劇派」に分か…

高岩成二がスーツアクターを務める仮面ライダー滅に本当に勝てるのだろうか

『仮面ライダーゼロワン』第8話「ココからが滅びの始まり」にて、仮面ライダー滅がセンセーショナルな登場を果たした。 敵組織の司令塔、現時点での最強の敵に位置する滅。毒々しい紫色のスーツ、鋭角につり上がった眼、蠍モチーフにガンメタルの装甲など、…

「リアルサウンド映画部」に『仮面ライダーゼロワン』記事(序盤レビュー)を寄稿しました

お仕事の報告です。 いつもお世話になっているリアルサウンド映画部さんに、2度目の『ゼロワン』記事を寄稿しました。 前回は放送前のタイミングだったので、「平成から令和へ」「AIというテーマの採択」というアプローチでまとめたのですが、今回はすでに放…