WONDER TIME

「あの日の事は、君にとっても アリスにとっても
消えない傷を残してしまっただろうからね――…」
１００年前のサブリエの悲劇――
全ての始まりは１００年前と言う事で、ギルもヴィンスもその場に!?

　　
【第１４話 あらすじ】
ギルバートとはぐれ、チェシャ猫から一人逃げ惑うオズ。すると突然アリスの記憶の中に出てきた謎の男が現れ、オズは鏡の中の世界へと導かれる。そこで再会を果たすオズとギルバート。男はオズに、アリスを見つけ助け出して欲しいと要請する。早く発見しなければアリス自身がこの空間に取り込まれてしまうというのだ。


記憶を失う前のアリスは、たくさんの人形やチェシャが居たにも関わらず いつも一人で寂しそうにしていた、ジャックが現れるあの日までは…
と言う事で、アリスとジャックの出会いのシーンが!
木から落ちたジャックが見ていたアリスに笑いかける表情とか本当オズそっくりですよね(笑)
そして、そんな彼の後ろにいたのは…あの人ですね!!

襲われながらも、どこか他人事のように捉え 平気で笑ってるオズを見て、ブレイクと同じような言葉を投げかけてきたチェシャ猫!
「確かにここにいるのに どこにもいない
そんな風に見える―…」
ブレイクにも以前“どこにいるのか”って言われてましたからね(苦笑)
自分の事はあまり気に掛けて無い感じが そう思われるのか…
ブレイクと“同じ様に”と言われて反応したチェシャ猫が襲いかかるも、鏡の中からジャックがオズを助けに来てくれました!!
オズを殺せば誰が一番傷つくのか考えろと、そのまま別の場所へとオズを連れ出すジャック!
それにブレイクの方の事もありますしね!

ギルと再会したオズ、心配するのは良いけど それって逆にダメージを与えてるんじゃ… 思いっきり首締まってますけどｗ
自分の事よりも誰かの心配を優先する そんなオズの様子に大丈夫だと笑って 頭を撫でるギル＠鳥海さんが良いですね!
ジャックの事を警戒するギルとは逆に、アリスの記憶の中で会った事があるオズはアッサリとジャックの事を受け入れたようで(笑)
「力を貸してはもらえないだろうか?
私はアリスを助けたい」
急がないとアリスは この記憶の空間に取り込まれ、全てを無くし消滅する――…
このままではアリスが危険だと聞かされ、ギルを押し退けて…と言うか、ギルに乗りかかってジャックに協力する為差し出された手を取るオズがｗ
結局ギルはこういう役回りですよね(ぁ)
まず、アリスの居場所を探す為に呼び掛ける事に…!
「…大丈夫 君だから出来る、君にしか 見つけられない」
二人が額を合わせてるシーン、ホントそっくりだｗｗ
妙に二人が可愛く見えてしまった…(苦笑)

この空間はチェシャ猫のテリトリーだから すぐに追いかけて来るんじゃないかと心配するギルだけど、今はブレイクの相手で頭が一杯だから大丈夫だというジャック!
「彼の持つ力が怖いからさ」
チェシャにとってもアヴィスの意志にとっても、ブレイクの持つ力は恐ろしいもの――
…だからこそ、ブレイクを鏡の中に閉じ込め 後回しにしてたんですよね!
鏡の中のブレイクの過去に入り込んだチェシャ猫がそこで見たのはシャロンちゃん親子と昔のブレイクの姿
小さいシャロンちゃんも可愛いですね、またザクス兄さん呼びして欲しいですｗｗ

チェシャ猫はどうして そこまでして『アヴィスの意志』を守ろうとするのか――
「きっと 彼はなりたかったのではないかな
大切な人を護り抜く たった一人の騎士(ﾅｲﾄ)にね――…」
アリスにとってはオズと同じだと言うジャックだけど、オズはキッパリと否定(苦笑)
どうしてアリスを助けたいと思うのか、オズにとってアリスはどんな存在なのか?
そんなジャックの問いかけに、お日様みたいな存在だと答えるオズ
好きな時に泣いたり怒ったり笑ったり、自分の気持ちに真っ直ぐな姿が 眩しくもあると…
原作では、そんなアリスを見てるのが辛い時もあるって言ってるのですがカットですか(苦笑)
自分には無い物をたくさんもってるからこそ眩しく見えるんでしょうね
アリスとは違って、オズは自分の気持ちを隠して周りの状況に合わせて生きてきましたし…

「でも、その光が最後に何を照らし出すのかを見届けたいんだ、彼女の隣で!」
自分には何の力も無いから、アリスの騎士にはなれないけど
お日様のような存在であるアリスの傍で最後まで見届けたいと言うオズ!
だからこそ、アリスを迎えにいかないとと笑顔向けるオズが良いですね!(笑)
そんなオズの気持ちを聞き、アリスの事を頼み彼女の元へと送り出したジャック!
…って、いきなり送ったりするからギルが怒っちゃったじゃないですか(苦笑)
思わず掴みかかるギルに冷静に対処するジャックがまたｗ

この空間で多少の力を使えるものの、ジャックも好き勝手出来る訳じゃないんですよね
ジャックはアリスの記憶の一部ではなく、記憶の中に残された魂の断片――
記憶の欠片じゃないからこの空間でも オズやギルと話も出来るし助けに入ったりと動けるけど、それでも断片に過ぎないジャック
本当ジャックに関しては勿体付ける感じですよね(苦笑)

その頃、ブレイクの記憶の中で襲いかかっていたチェシャだけど…
「やっと来たか、バカ猫」
油断させたのも全てチェシャ猫を待ち伏せる為のブレイクの作戦だったとｗ
アッサリと攻撃を避けて 逆にチェシャの腕を斬り落としたりとブレイクのカッコ良いシーンが♪
昔の髪の長いブレイクも良いですよね!
「その躰に直接　身の程というものを
刻み込んで差し上げましょうか」
ドＳなブレイク＠石田さんボイスが堪らんですけど…
何でアニメだと鏡の中ら出てきちゃってるのー!?(苦笑)
原作通り、昔の姿で戦うブレイクが見たかったのに残念です…

アニメでもかなり黒いブレイクですがまだまだ原作の黒さには足りてないですよ!(苦笑)
原作だと腕を斬り落とした後、足蹴にし 容赦無く踏みつけて チェシャが呻く姿を見つつ チェインを召喚してたのに…!!
アニメでは腕を斬りおとしただけで、何だかブラック度が緩和されてる感じです～
胸糞悪い悪夢を見せてくれたご褒美だと、チェインを召喚するブレイク!!
「…っ!　“イカレ帽子屋(マッドハッター)”…!!!」
って事で、チェシャが恐れていた ブレイクのチェインがついに登場!
アレ?　アニメでは現実世界で召喚してるのに包帯取るシーンがあって違和感がｗ
昔の姿だからこそ、包帯を取るシーンが生きると思うのに…残念です(苦笑)


そして、アリスを探すオズは１００年前バスカヴィルの手によってアヴィスに落とされ、悲劇の舞台となった場所… 『サブリエの悲劇』の真っただ中に…!!!
火の手の上がる屋敷の中を走り続けアリスを探すオズが見たものは、大勢の人が殺され倒れている光景、これがアリスの記憶によって作り出されているものだと言うのならば…
「そう… 彼女はそこにいた
１００年前のあの日、悲劇の中心となったあの城に――…」
アリスの最も消し去りたい記憶を守ってるチェシャ猫、だとすると全てアリスが見た記憶
まぁ、流石にこんな風景を見たら忘れたくもなりますよね(汗)

ますます急いでアリスを探すオズを勿論ギルが放っておけるはずもなく、ジャックに銃を突き付けてまでオズの元へ行こうとするけど…
自ら銃口に頭を差し出すようなジャックは、以前ドルダムに操られてオズに銃口を向けた時と同じような感じですね、あの時もオズは自ら銃口を引き寄せてましたし
こう見ると 二人って行動も良く似てるなと(笑)
「ねぇ ギルバート、君は本当に忘れてしまったのかい?
私の事も、あの日の事も　全て――…」
ギルの頬に手を当て、ちょっと寂しそうに訊くジャックが…
この二人の関係は…今までの話を見てると何となく見えてきますよねｗ


どこまでも続く死体の間を進むオズは、その中で立ち尽くす一人の少年を見つけるが…
振りむいたその目は、ゴールドとワインレッドのオッドアイ!! そんなの一人しかいないですよね・・・って事で小さいヴィンスの登場ですが、これまた色々と描写が緩和されてる感じで!!
原作ではヴィンスはもっと血塗れドロドロで、倒れてる死体から腸やらの内臓をえぐり出してグチャグチャまき散らしてたりと かなりのグロ演出なんですけどね…流石に無理か(苦笑)
「僕は悪くない…　僕はただ…ギルの為に…
そうだよ…!　僕は何も悪くない アイツだ… アイツが全部悪いんだ…!　ぜんぶアイツのせいなんだー!!」
原作でもまだ明かされて無いけど、ヴィンスの言う“アイツ”って…あの人の事かな??
血に赤くなる人、真赤に燃える屋敷を見て狂気の笑いをするヴィンスが怖いですね
この時から ヴィンスの性格は既に歪んじゃっていたんですね…(汗)

記憶のかけらとして消えては現れるヴィンスの後を追いながら、オズの頭に浮かぶ考え
もし本当にヴィンスだとしたら、ギルも同じく１００年前の人間なのか?
そんな事はあり得ないと否定したいオズだけど…オズ自身が証明になってますし(汗)
アヴィスに落とされ１０年の時を越えて戻って来たオズ、ツヴァイも言っていたけどアヴィスは時の狂った空間であり、上手く戻れたとしても元の時間に戻れるとは限らないんですよね

１００年前の『サブリエの悲劇』　１５年前 記憶を失くしベザリウス家で発見されたギル、同じくナイトレイ家に保護されたヴィンス――…
オズの中で、見事に符合するそれぞれのピース!
悲劇の舞台となった場所にいたヴィンス、同じようにギルも居たとして、街と共にアヴィスに飲み込まれた後 何らかの方法で脱出したのではないか?
コレはかなり重要な情報ですよね・・・!　あり得ない事では無い!

ジャックに全てを忘れてしまったのかと訊かれ、思い出したくないと頭を抱え込むギル!!
ヴィンスも思い出さなくて良いと言ってましたが、ジャックも思い出さなくて良いと １００年前の事はどうやらアリスだけじゃなく、ギルにもタブーの事のようですね
この辺は今後の伏線って事で(苦笑)
この中では一番真相を知ってる人物なのに ジャックってば何も言わないんだから…

ヴィンスを追いつつもアリスの元へと近づいているオズ!
オズが“オズ”で、アリスが“ビーラビット”である以上、互いを繋ぐ鎖を断つ事は出来ない…
それは運命であり 必然のようなものだと言うジャック!
辿り着いた先にあった塔に どこかで見た感じを覚えつつも、聞こえてきたアリスの呼び声に中へと入り上階を目指して階段を上った先でオズが見たものは――
アリスが殺され倒れる、まさにその瞬間の場面…!!!!

あまりのショックに動く事が出来ないオズに、これからもアリスの傍にいるなら知っておくべきだと話しかけるジャック!
「あの時まで 彼女は人間だったんだよ
１００年前、この場所で殺される その時までは――」
アリスは最初からチェインじゃ無かった事が明らかに…!
ブレイクにも特別なチェインと言われてましたが、また謎が増えて感じで(苦笑)


…って事で色々とアリスに関して明らかになって来た感じですね!
更に、ヴィンスとギルも このサブリエの悲劇の現場に!?
全ての登場人物が この『サブリエの悲劇』に関係してる事を臭わせた回だったかなと(笑)

さてさて、アリスを殺したのは一体誰なのか…
床に落ちていた鋏…　鋏と言えば…って感じですよね(笑)
少しずつ、それぞれのキャラの繋がりも見え始めてきた感じです!!

今回からエンディングが新しく変わりましたね!
savage genius「私を見つけて。」
イラストも随分と柔らかい感じの絵になってますけど…
今思いっきりシリアスな展開になってるのでギャップがｗ
ラストのギルの帽子をかぶってるオズが良いですね!!



ＮＥＸＴ⇒『誰がための言葉』
記憶に捕らわれてるアリスを助ける事が出来るのか・・・!
そろそろヴィンスも動き出してくるかな??



　　　

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