スマートリングの選び方とおすすめ3製品

スマートリングの購入時に気に留めておいてもらいたい点がいくつかある。あなたにぴったりの製品を選ぶ際、以下の点を気にしてみてほしい。

サイズ

スマートリングの多くは標準的なサイズ展開に対応している。とはいえ、サイズには多少のばらつきがあり、0.5刻みのサイズを用意しているところはあまりない。ほとんどのメーカーはサイズの測定キットを無料で送付している。キットに入っているダミーリングを24時間着用して適切なフィット感を確認できるということだ（無料キットを利用したい場合は、メーカーから直接リングを購入する必要があるかもしれない）。

測定キットは必ず試すべきだ。指は1日の間でもむくんで太くなったり細くなったりするので、センサーが数値を正確に測定できるようにするためには、ぴったりのサイズを選ぶ必要がある。人差し指に着けるのが最も効果的だが、中指や薬指でも機能する。

仕上げ

これまで試したスマートリングはどれもリングの内側にセンサーアレイを備えた頑丈なチタン製であったが、外側の仕上げ加工や色にはさまざまな種類がある。リングを雑に扱いがちなら、傷が付きづらいシルバーやゴールドの仕上げを選ぶといいかもしれない。OuraとUltrahumanの黒色の仕上げのリングは、使い始めてから数カ月で目に見える傷や欠けができてしまった。

OuraとAmazfitのリングにはセンサーを正確な位置に装着するために役立つ小さな窪みがある。個人的にはUltrahumanの滑らかな設計が好きではあるものの、リングを正しい位置に装着しやすい設計のほうが数値の正確な測定に役立つのだろう。

手入れ

傷を付けたくないなら、工具を使った作業、ウェイトリフティング、鍋やフライパンの洗浄、シンクの掃除などをするときはリングを外しておこう。リングが何かと擦れる可能性があるなら外しておいたほうが無難だ。中指や薬指よりも人差し指にリングを着けたときのほうが、これを問題に感じた。ガーデニング、箱の持ち運び、ダンベルの使用時にOuraとUltrahumanリングに傷を付けてしまったのだ。

反対にリングに使われているチタンは非常に頑丈で、自宅の家具に傷を付けることもある。Ringconnの角でシンクの陶器が欠けたり、マグカップの内側に傷が付いたりした。これまで試したどのスマートリングも防水仕様であり、泳いだりシャワーを浴びたりするときに外す必要はなかった。

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スマートリングには充電器とケーブルが付属するが、コンセントに差し込むアダプターは自分で用意しなければならないことが多い。完全にバッテリーが切れた状態からフル充電には約1時間半から3時間かかるが、バッテリーは完全に使い切らないほうがよい。データを失ってしまうリスクがあるからだ。デバイスをテストするときはすべての機能を有効にしているので、バッテリーの推定持続時間はメーカーの主張よりも短くなりがちである。

機能

ほとんどのスマートリングは睡眠、心拍数、体温などを測定し追跡することができる。快適かつ邪魔にならない方法で睡眠や健康を管理したい場合、スマートリングは理想的だ。ただし、フィットネスのトラッキング機能の性能にはばらつきがある。ほとんどのスマートリングには歩数や運動量の基本的なトラッキング機能が備わっている。ただし、ワークアウトの自動検出ができるのはOuraとGalaxy Ringだけで、ほかのモデルにはワークアウトを手動で記録する機能を搭載しているものもある。

測定については、従来のフィットネストラッカーやスマートウォッチのほうがより詳細で正確なデータが期待できる。とはいえ、スマートリングをApple WatchやFitbitと併用することで、夜にスマートウォッチを外して充電している間もデータを途切れずに追跡でき、継続的な体調管理が可能になる。