きっとお気に入りが見つかる。Nintendo Switchのおすすめゲーム32選

Nintendo Switchには、「ANIMAL WELL」や「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」など、プレイする価値のある名作が勢揃いしている。最高のポータブルコンソールを手に、その魅力的な世界に飛び込んで遊ぶべきゲームを見つけよう。
きっとお気に入りが見つかる。Nintendo Switchのおすすめゲーム32選
Photograph: © Nintendo

Nintendo Switchは、任天堂の中でも最も成功し、影響力のあるコンソールだ。どこでもシネマティックな高品質ゲームを楽しめる点は、何とも素晴らしい。だが、タイトルが増えるにつれ、どれを遊ぶか決めるのが年々、難しくなってきている。幸い『WIRED』のスタッフにはたくさんの熱心な任天堂ファンがおり、意見を出し合って、ベストなSwitchゲームをこちらにまとめた。

ほとんどのゲームはデジタル版を紹介しているので、ゲームファイルをたくさん保存するには、大容量のmicroSDカードを用意したほうがいい。有機ELモデルにアップグレードした人は、データ移行方法も確認しておこう。

「ゼルダの伝説 知恵のかりもの」

ゼルダ姫が主人公の初めてのソロアドベンチャー。ゼルダの力を使って、ハイラル全土に広がる謎の裂け目を封印し、リンクを救う冒険に出る。パズル要素と「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」のような創造的な要素が融合し、カラフルで魅力的な世界が広がる。

「ANIMAL WELL」

独特な世界観に自然に引き込まれる「ANIMAL WELL」。プレイヤーはスライムになって、謎やパズルが詰まったローファイな世界を探索する。シンプルに見えて、実はかなり奥深い要素が詰まっている。すべてのマップを探索しなくてもクリアできるが、何度も挑戦しながら世界を掘り下げることで、真の楽しさを実感できる。知恵を絞りながら、謎が絡み合った世界を探検していく感覚は、まさに絶妙なアドベンチャー体験だ。

「Neva」

インディーゲームの傑作『GRIS』を生み出したスタジオから登場した新作。 ゲームに登場するオオカミの子の名前から取った『Neva』は、喪失をテーマにした物語だ。 母親を亡くしたオオカミの子とプレイヤーが操作する若い戦士Albaは、世界を闇から救うために季節を旅する。そのなかで生まれるAlbaとオオカミの子の間の深い絆は、画面上で見るだけでも感動的だ。季節が鮮やかな色彩で表現され、非常に美しい。

「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」

マルチプレイヤーゲームの定番「スーパー マリオパーティ」の最新作であるスーパーマリオパーティ ジャンボリー。新キャラクターを含む22人のプレイアブルキャラクターが登場し、新しいボードやミニゲームも楽しめる。オンラインでプレイする場合は、7人のプレイヤーとチームを組むことができるモードと、最大20人の対戦プレイが可能なモードの2つのオンラインモードが用意されている。

「ペーパーマリオRPG」

オリジナル版の「ペーパーマリオ」は、Nintendo 64やGameCubeの限られた性能を活かして独自の美学をつくり出した。低ポリゴンの3D環境をジオラマ風に表現し、平面がそのまま紙人形のように見えるスタイルは、現代の高解像度リメイクには一見不向きに思えるかもしれない。しかし、リメイク版ではその魅力をうまく引き継ぎつつ、さらに細部までつくり込まれており、紙のキャラクターたちが動き回る世界への没入感が深まっている。

「プリンセスピーチ Showtime!」

2005年以来、ピーチが主人公となるゲームが久しぶりに登場した。新しい衣装でユニークな能力を使い、劇場を舞台にしたさまざまなステージを、ピーチはさまざまな役割を演じながらクリアしていく設定だ。シンプルで楽しいパズル要素が満載で、子ども向けでありながら、大人でも十分楽しめる内容だ。

「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」

待望の続編「ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」は、「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」をさらに進化させた作品。リンクが新しい能力を手に入れ、広がるハイラルの世界を自由に探索できる。新しい「ウルトラハンド」能力で、環境内のアイテムを組み合わせてあらゆるものを作り出せるのが魅力。『WIRED』のレビューでは以前、「ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」が「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」をさらに進化させることに焦点を当てた。

「Xenoblade3 (ゼノブレイド3)」

シリーズの中でも記憶に残る作品。前作を知らなくても楽しめるが、過去作をプレイした人にはファンサービスが満載だ。バトルシステムも進化して、より魅力的で単調さがなく、プレイヤーを夢中にさせる要素がたくさん詰まっている。

「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」

「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」は、ほんの数分でプレイヤーを引き込むシュールな楽しさが詰まったゲーム。マリオが象になったり、パックンフラワーが歌いだすなど、2D横スクロールゲームならではのびっくり要素が満載。ゲームの特徴である「ワンダーフラワー」は、マリオの周りの世界に常に予測できない変化を引き起こす。1人でも、最大3人までの仲間と一緒でも、冒険を楽しむことができる。

「ベヨネッタ 3」

前作から8年ぶりに登場した「ベヨネッタ 3」は、その待望の価値が十分に感じられる作品だ。前作のエンディングが一部のファンには少し物足りなかった部分を、次回作では予想外の展開が待っていると開発者も語っている。ゲーム全体は、シリーズらしい壮大なスケールと、怒涛のハックアンドスラッシュアクションで楽しめる。

「ゼルダの伝説 ブレス・オブ・ザ・ワイルド」

「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」は、2017年に登場したとき、ゼルダシリーズに新たな基準を打ち立てた。これまでのゼルダの一方的なストーリーは消え、広大で開放的な世界が広がり、ダンジョンや隠された秘密に自由に挑戦できるようになった。その後の「ティアーズ・オブ・ザ・キングダム」はこのフォーミュラを美しく発展させたが、「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」のほうも発見が満載だ。

「スーパーマリオ オデッセイ」

「スーパーマリオ64」や「スーパーマリオサンシャイン」のような3Dマリオゲームのパターンに従うこの名作では、マリオが「オデッセイ号」と呼ばれる飛行船を飛ばすために必要な1000近くの「パワームーン」を探し回る。ユニークな世界観には、新しいプレイ方法がぎっしり詰まっている。例えば、マリオの新しい仲間である帽子のキャッピーを使って、敵や物体に乗り移り、パズルを解きながらゲームを進めていく、シュールで魅力的なアドベンチャーゲームだ。

「ゼルダの伝説 夢をみる島」

「夢をみる島」は元々、平面的でモノクロなゲームボーイ用のゲームだった。しかしNintendo Switch向けにリメイクされた本作には、おもちゃやジオラマのようなユニークな世界観が広がっている。鮮やかな色使いと、立体的に再構築されたグラフィックが特徴で、視覚的に新しい魅力を感じさせる。オリジナルがすでに時代を先取りしていたゲームだったことを考えると、リメイク版のティルトシフト撮影のような効果は、まるで子どものころの自分の部屋を再訪するような懐かしさを引き出し、新たな魅力を一層際立たせている。

「マリオパーティ スーパースターズ」

もし、昔懐かしいスーパーマリオのゲーム体験を楽しみたいなら、「マリオパーティ スーパースターズ」がぴったりかもしれない。N64の「マリオパーティ」からリメイクされた5つのボードと、N64やゲームキューブのシリーズから集めた100種類以上のミニゲームが楽しめる。

「スーパーマリオパーティ」

「マリオパーティ」シリーズは、友達と一緒に楽しめるたくさんのミニゲームが魅力。名作もあれば、ちょっと微妙なものもあるが、個人的には「スーパーマリオパーティ」はかなりの良作だと思う。モーションコントロールに対応したミニゲームが追加されていたり、携帯機版ならではの面白い要素も加わって、シリーズに新しい風を吹き込んでくれる作品になっている。

「スマッシュブラザーズ アルティメット」

ソリッド・スネークがピカチュウをパンチするシーン、ちょっと見てみたくない?「スマッシュブラザーズ アルティメット」は、シリーズの最新作で、誰もが一度はプレイすべきゲームだ。新しいコンテンツやキャラクターが追加されているものの、変わらず魅力的でワイルドな格闘ゲームとして、昔からのファンも納得の内容になっている。

「メトロイド ドレッド」

ゲームジャンルを生み出したほどのメトロイドシリーズだが、「メトロイド ドレッド」はその中でも優れたエントリーだ。サイドスクロールのマップを進み、ロボットを倒しながら新しいエリアを探索するSFゲームだ。

「スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド」

2Dマリオゲームが好きな人や、特に猫が好きな人であれば、このマリオゲームがピッタリだろう。マリオがキャットスーツを着て、猫をテーマにした世界を行き渡るこのゲームは、3Dマリオの探検要素を、クラシックなマリオゲームのシンプルさとスピードと融合させている。カメラが固定されているため、調整の手間がなく、スムーズに冒険を進めなれる。また、Wii U版からのアップグレード版で、フューリーワールドという別の楽しさを持つ新モードもある。

「New ポケモンスナップ」

オリジナルのポケモンスナップは、発売当初非常にユニークなゲームとされていたが、「New ポケモンスナップ」はその精神を再び呼び起こしている。典型的なポケモンRPGとは異なり、ポケモンたちが自然な環境で出会うたびに写真を撮りながら、散歩を楽しむだけのゆったりとしたゲームだ。

「Cozy Grove」

いいライフシミュレーションゲームでも、サイドクエストや細かいタスクに集中することで飽きてしまうこどがある。しかし、「Cozy Groveは」まさにそれを避けるように設計されていて、一日にたくさんのことを終わらせられなくても、実際、それがゲームのコンセプトの一部となっている。自分の島を光と色で満たし、たくさんのバッジを集めよう。

「Pokémon LEGENDS アルセウス」

本作は、ポケモンと出会い始めた人間の歴史的時代にタイムスリップする物語だが、普通のポケモンゲームとは違い、シリーズ初のオープンワールドゲームになっている。「ブレス・オブ・ザ・ワイルド」ほど自然でスムーズなゲーム体験とは言えないが、実際にポケモンを捕まえながら広大な世界を駆け回るのは、クラシックなゲームプレイに新しいひねりを加えており、歓迎できる変化だ。ポケモンシリーズが好きなら、ぜひ一度プレイしてみるべきだ。

「ディスコ エリジウム ザ ファイナルカット」

「ディスコ エリジウム ザ ファイナルカット」は受賞歴もあり、ゲーマーのコミュニティに非常に高く評価されているロールプレイングゲームだ。プレイヤーは酔っ払った落ちぶれた探偵の役を演じまるが、彼は一言で言うと……なかなかユニークな人物だ。普通のロールプレイングゲームとかけ離れたこの作品は、強さを上げて敵を倒すことではなく、知恵と魅力だけで複雑な会話や交流をこなしながら謎を解くことに焦点を当てている。ストーリーはユーモラスだがダークで、記憶に残るキャラクターや展開が満載だ。

「あつまれ どうぶつの森」

「あつまれ どうぶつの森」では、プレイヤーは無人島を賑やかな楽園に変えることが目的となっている。ゲーム内のソーシャル機能が充実していて、リアルの友達と一緒に島で楽しい時間を過ごすことができる。どうぶつの森はお馴染みのシリーズだが、ほかのゲームをプレイしてきた人にも新しい要素がたくさんあり、精神的にリラックスしたいときにぴったりなゲームだ。

「Dead Cells」

プレイヤーは小さなゼリーの塊となり、死ぬたびに新しい体に入り込む。何度も死を繰り返すことになるが、そこがこのゲームの楽しさでもある。「Dead Cells」は「キャッスルヴァニア」のようなローグライクゲームであり、ゲームのルールやステージにひねりを加えることで、クラシックなジャンルにユニークな体験をもたらしている。

「HADES」

ギリシャ神話の地獄に落ちたプレイヤーは、ハデスの息子ザグレウスとなり、死を乗り越えるために終わりなき冒険に挑む。このゲームはスピーディで美しく、(いい意味で)非常に難易度が高い。任務は簡単ではないが、失敗するたびにプレイヤーは少しずつ強くなっていく。パワーアップのシステムやランダムな遭遇、レベルごとの難易度システムなど、すべての要素が絶妙にバランスよく調整されており、毎回新鮮で楽しい体験を提供してくれる。まさに完璧なゲームだ。

「ルイージマンション3」

20年前、ニンテンドー ゲームキューブのローンチタイトルとして登場した「ルイージマンション」。マリオや仲間たちをゴーストから再び救うことになったルイージは、新しい能力を駆使して冒険を進めていく。ゴーストをスライムにしたり、自分のコピーをつくったりと、ユニークな能力が次々に登場する。ルイージが探索するホテルには、砂漠や映画スタジオ、海賊船、城など、非現実的な空間が詰まっていて、驚きと楽しさが満載だ。時々難しい場面もあるが、隠された秘密やお金がたくさん見つかるので、決して退屈することはない。

「Hollow Knight(ホロウナイト)」

愛らしくもどこか憂鬱なムシたちを操作し、荒廃した世界「ホロウネスト」を自由に探索できるゲームだ。崩壊した文明の遺跡を進みながら、ほかのムシたちやモンスターと出会い、美しくも切ない風景の中で、広大な地下帝国を冒険する。奇妙で孤独なキャラクターたちが住むこの世界に、心を奪われること間違いなしだ。「Hollow Knight(ホロウナイト)」は発売から7年が経ち、続編「ホロウナイト:シルクソング」の発表から5年が経過している。今年中に続編に関する新情報が届くことを期待しつつ、今はオリジナル版を存分に楽しもう。

「Overcooked® 2 - オーバークック2」

協力ゲームの多くは、親しい友達とコラボによる美しい瞬間を生み出してくれることがある。しかし、「Overcooked® 2 - オーバークック2」では、「お願いだから誰か皿を洗って!」のような怒りの声を笑い半分呼び起こすかもしれない。予想外の困難に立ち向かいながら、仲間と協力して敵を倒していこう。

「進め!キノピオ隊長」

スーパーマリオシリーズで数十年にわたりピーチ姫の忠実な相棒だったキノピオについに主役の役割が与えられた。「キャプテン・トード」はWii Uのベストゲームのひとつだったが、Switchで遊ぶ方がより快適に感じられるかもしれない。「キャプテン・トード」はさまざまな小さななパズルワールドにプレイヤーを導き、危険を避けながら探索し、宝を探し出す設定だ。Switch版には「スーパーマリオ オデッセイ」にインスパイアされた新しいステージも追加されている。

「マリオ + ラビッツ キングダムバトル」

「スーパーマリオ」とユービーアイソフトの「ラビッツ」を組み合わせるのは一見奇妙に思えるが、その奇抜さが意外にはまっている。プレイヤーは「スーパーマリオ」と「ラビッツ」のキャラクターによるミックスチームを操作し、オーバーワールドで簡単なパズルを解きつつ、ターン制バトルで敵を倒していく。戦略的なゲームプレイにユーモアが加わっており、リラックスして遊びたい時に最適だ。

「マリオカート 8 デラックス」

いまなお楽しめる、お馴染みのレースゲームがここに。壮大なコース、カラフルなカート、そして多彩なアイテムが、マルチプレイヤーの体験を華やかに彩る。新たに搭載された「スマートステアリング」オプションにより、小さな子どもでも簡単に楽しめる仕様になった。煌びやかなコースを疾走しながらドリフトを決めれば、笑顔が止まらないこと間違いなしだ。

「untitled goose game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜」

イタズラ好きなガチョウとして、無責任に一日を過ごすことができるという素晴らしくユーモラスなゲームだ。プレイヤーは次第に難しくなる一連のタスクをこなすことになるが、イギリスの田舎村の住民達に邪魔されないようにしなければならない。自称「スラップスティック・ステルス・サンドボックスゲーム」として、意外なほどリプレイ価値が高いタイトルだ。最近のアップデートでマルチプレイ対応も追加され、今では2羽のガチョウが同時にイタズラができるようになった。

(Originally published on wired.com, translated by Miranda Remington, edited by Mamiko Nakano)

※『WIRED』による任天堂の関連記事はこちら。


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