JR西日本が、障害のある乗客の乗降介助をPRするポスターで、介助が必要な場合は乗車の2日前までに連絡するよう記載し、障害者団体から「行動の制約につながる」と抗議を受けていたことがわかった。JR西日本は「誤解を与える表現だった」としてポスターの回収を始め、ホームページの同様の記載についても修正を検討している。 ポスターは6月から、主要な約500駅に掲示した。「お身体の不自由なお客様へ、駅係員に声をおかけください。スムーズにお手伝いさせていただくため、乗車2日前までに連絡をお願いします」とし、「混雑状況や時間帯によって、お待ちいただくことや近隣の駅のご利用をご案内させていただく場合もございます」と記載している。 これに対し、障害がある全国の地方議員らでつくる「障害者の政治参加をすすめるネットワーク」が8月10日、「急に電車を利用する場合もある。ポスターの記述は、目的地以外で乗り降りしなければならないとも解釈できるし、2日前までの連絡を求めるのは行動を制約することになる」と回収を求めた。 JR西日本広報部は「人手の少ないローカル線などの駅から、『事前に連絡がほしい』という声も出ていた。駅員の配置は前日に決めるので、2日前の連絡が必要と考えた。乗車を制限する意図はなく、待ち時間を少なくする理由もあった」と説明している。 JR東海もホームページに「2日前までにご連絡をお願いします」と記載。関西の私鉄では、京阪電鉄が、ホームページで車いす対応のエスカレーターやエレベーターなどがない駅では駅員が補助することを説明。京阪電鉄は「障害のある乗客が利用する場合、事前連絡は求めていない」としている。 |
テンプレート作成:しるえっと どっと ほーりー/sil_st3c01m_r102
Author:Kio
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