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自満ブログ

自己満足のブログ、略して自満ブログ。 どうやら自満のために生きている筆者のブログ

会話  

当記事は、『クレーム処理』の中の『会話』に関する説明記事である。

会話とは言葉のキャッチボールであり、
相手が投げた球を受け取らねば、投げ返してはいけない。
時々、相手が投げた球を受け取らずに別の球を投げ返す人がいる…

或る営業マンが、朝直行でお客さんのところへ行き、9時に会社に出社した。
定時は8時。
たまたま社長と出会い、
「今出社かね?」と聞かれた。
営業マンは何と答えるべきか?
彼は「お客さんのところへ直行して来ました」と答えた。

これでは会話は成り立たない。
社長は、今出社したのかどうか聞いただけで、理由を聞いているわけではない。
だから、答えは「はい」でしかありえない。
「何故今出社なんだね?」と聞かれたとき初めて「直行で…」と説明することができる。
それが会話である。

彼は社長の考えを先回りして答えたつもりかもしれないが、
社長が「9時出社」を非難していると考えたとすれば、とても失礼なことかもしれない。
ただ単に、出社早々で申し訳ないが…と仕事の依頼をしよう思っていただけだったのかもしれないし、
朝礼で大事な話しをしたので、それを聞いていないのではないかと思い、部長から聞いておくようにと指示しようと思っていただけかもしれない。

『なんだ、こいつは、私が時間にうるさいだけの細かい人間だと思っているのか』
という印象を与え、
更には『まともな会話もできない営業マン』という印象まで与えてしまう結果となる。
かもしれないのである。

いくら『投げる』ことに自信を持っていても、相手が球を投げるまでは待っていなけばいけない。
それが会話である。

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