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【映画】『ジュマンジ/ネクスト・レベル』(2019年)ままままジュマンジの世界へ!ゲームとは言え命に限りが有るキャラクター達は無事帰れるのか? | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の作品情報

【原題】Jumanji: The Next Leve

【監督・脚本】ジェイク・カスダン、ジェフ・ピンクナー、スコット・ローゼンスキー

【原作】クリス・ヴァン・オールズバーグ『ジュマンジ』

【出演・製作】ドウェイン・ジョンソン

【出演】ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン他

【配給】ソニー・ピクチャーズ・リリーシング、ソニー・ピクチャーズエンターテインメント

【公開】2019年

【上映時間】123分

【製作国】アメリカ

【ジャンル】ファンタジー、冒険、コメディ

【視聴ツール】Netflix、吹替

【前作】ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

◆あらすじ
映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のネタバレが含まれています。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。

【キャスト】
スペンサー・ギルピン / ドクター・スマウダーズ役:アレックス・ウルフ
マーサ・カプラン / ルビー・ラウンドハウス役:モーガン・ターナー
フォンダ・ウォーカー / シェリー・オベロン役:セリーナ・ゴメス
ベサニー・ウォーカー / オーバーブラック役:マディソン・アイズマン
アンソニー・"フリッジ"・ジョンソン / ミンガ・フレイザー役:ジェイク・カザン
エディ・ギルピン / ドクター・ブレーヴソン役:ダニー・デヴィート

【ネタバレあらすじ】
この作品では、再びジュマンジの世界に引き込まれるグループの冒険が描かれます。
物語は、前作でゲームから解放された主人公たちがそれぞれの人生を歩んでから数年後の現在、クリスマス休暇を迎えた時点から始まります。
スペンサーは大学生となり、マーサとの関係に悩んでいます。一方で、フォンダ、ベサニー、アンソニーらもそれぞれの道を歩んでおり、成長と変化を経ています。
スペンサーは自身が解放されたゲーム「ジュマンジ」に対する懐かしさと不安を抱えており、ついつい再びゲームを起動してしまいます。彼に影響されたマーサ、フォンダ、ベサニー、アンソニーも同様にゲームに引き込まれ、それぞれ異なるキャラクターに変身してしまいます。
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スペンサーは前作で使用した「ドクター・スマウダーズ」のキャラクターに戻りますが、他のメンバーは意外な選択をされます。マーサは「ルビー・ラウンドハウス」、フォンダは「シェリー・オベロン」、ベサニーは「オーバーブラック」、そしてアンソニーは「ミンガ・フレイザー」としてゲームに再び入り込むことになります。
一方、スペンサーの祖父であるエディとエディの元親友であるミロも偶然にもゲームに巻き込まれます。エディは「ドクター・ブレーヴソン」、ミロは「モジョ・カトリアーノ」としてゲームの世界に再び投げ込まれます。エディは年老いているため、物理的な能力には制限がありますが、知恵と経験を持っています。一方のミロは、ナイフの名手であり、その技能を駆使して彼らのサポートを行います。
ジュマンジの世界では、彼らは自らの新たな特技や能力を発見しながら、次々と挑戦に立ち向かっていきます。
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彼らはゲームのルールや環境に適応し、互いの特性を活かして協力しながら冒険を進めていきます。しかし、スペンサーの行動とゲーム内での彼の欠席は、グループの一体感に一抹の不安をもたらします。
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一連の冒険の中で、彼らはゲーム内での個々の成長や友情の深化を体験します。特にエディとミロは、若いころの記憶や過去の出来事を振り返りながら、現在の自分たちの役割を理解し合います。それぞれがゲーム内での役割を果たし、それに応じて成長していく過程が描かれます。
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一方で、現実世界ではスペンサーの行動がマーサや他のメンバーに影響を与え、彼らの関係に緊張が走ります。スペンサーがゲーム内での自分の役割に焦点を当てる中、現実世界では彼らはお互いの心情や立場を理解しようと試みます。
物語は徐々にエスカレートし、最終的にはジュマンジの世界と現実世界が交錯し始めます。彼らのミッションはますます困難になり、新たな力を持つ敵との直面を余儀なくされます。彼らは過去の誤解や失敗を乗り越え、最終的には共に力を合わせて勝利を収めることができるまでの長い旅路。
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「ジュマンジ/ネクスト・レベル」は、冒険と友情をテーマにしたスリリングな映画であり、観客に感動と興奮を与えます。
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ファンタジーの世界での戦いと現実世界での成長が交錯することで、観客はキャラクターたちの成長や友情の深化を通じて新たな視点を得ることができます。

◆考察と感想
本作は、アクションとコメディを組み合わせた派手なエンターテインメント作品ですが、その深みや複雑さには欠ける一面が有ります。映画は前作「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル」の流れを汲みつつも、新たな要素を盛り込んでいます。
物語は、主人公たちが再びジュマンジのゲームに引き込まれるところから始まります。スペンサーが再びゲームに興味を持ち、他の仲間たちも彼に連れられて再びゲームの中へ入ります。しかし、彼らのゲーム内のキャラクターは、前作とは異なるキャラクターになっており、それによって新たな冒険が展開されます。この設定は面白いですが、物語が進むにつれて、キャラクターたちの成長やストーリーの展開があまり深まらない点が目立ちます。
特に、ゲーム内外の対比やキャラクターの心情描写においては、表面的な演出が目立ちます。例えば、ゲーム内の危機に直面した際の緊張感や感情の葛藤が、あまりリアルに描かれていません。キャラクターたちは一見楽しく冒険を楽しんでいるように見えますが、その背後にある深層心理や成長の過程が不透明なままです。
また、ゲームのルールや世界観の整合性にも疑問が残ります。物理的なルールが曖昧で、それによって生じる展開の不条理さが作品全体に影を落としているようです。視聴者は、物語の流れや展開に一貫性を求める一方で、時折混乱する場面もあるかと思います。
さらに、キャラクターの多様性や背景の掘り下げが不十分である点も指摘されるべきでしょう。前作では登場人物たちの背景や個性が比較的明確に描かれていましたが、本作ではそれが十分に活かされていません。各キャラクターが抱える個々の問題や成長の過程が、より深く掘り下げられることが期待されましたが、その描写が不足しています。
このように、「ジュマンジ/ネクスト・レベル」は、派手なアクションと笑いを提供する一方で、物語の複雑さやキャラクターの深みにおいては課題を抱えている作品です。視聴者は、エンターテインメントとしての楽しみを得ることはできますが、感情移入やキャラクターの成長については、物足りなさを感じるかも知れません。




評価点   84点
お薦め度  82点


2019年  123分  アメリカ製作

 
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