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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

空飛ぶタイヤ

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池井戸潤原作の社会派小説の
実写化です。結構、池井戸作品は
観ましたが、どれも展開は良く似ています。
同じ人が書いたのだから、似ていても
当たり前ですが。

最初、題名を聞いたときは、全く社会派だの
池井戸作品だのと言うのは感じませんでしたが、
「七つの会議」を観て、その時に寸評を書くために
情報を集める中で、本作品もそうである事を
知ってからは、観たい気持ちが大きくなって
今に至ります。
運送会社(赤松運送)と、銀行(東京ホープ銀行)や
ホープ自動車などが出てくる設定などは、他の
小説でもよく出てくるものですが、逆に同じ
設定でも変化をしており、陳腐さは感じません。
むしろ、ストーリーの面白さに新鮮さを
毎度感じ最後まで魅入ってしまいます。
だから、テレビドラマ化や映画化をしても、
人が満足して帰って行くのだと思います。

本作品の主人公、長瀬智也は、役者としては
ほぼ観たことがなく、どちらかと言えば、
苦手な方に勝手に考えていました。
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ディーン・フジオカや高橋一生、深田恭子などは、
逆に酌みやすしと言う印象が強く、大体どんな
役者なのかが分かるので、期待通りの役を演じる事
が出来れば、最高と言うように思っていました。
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実際に観てみると、役になり切り、その動きや表情は
流石としか言いようがありませんでした。
小池栄子も良い役を演じていましたし、僕が
この場でとやかく言う事でもないのは
言うまでも有りません。
来年には、池井戸作品の中に、半沢直樹の続編が
並ぶのを期待大にしていますが、後でこの寸評を
観直した時、「実際そうなったやん」と言えるだろう事を
期待したいと思います。
最後に本作品は、人名の尊さも謳っていますが、
事故の裏に、こんな人の醜いリコール隠しが有ったり
しないよう、僕らが監視の目で以って、問題を暴き出す
勇気が必要なんだと思います。


評価点 88点
お薦め度 90点

2018年 120分  日本製作
 
 
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