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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

3月のライオン 前編

解説
羽海野チカの人気コミックを、2部作で実写化したドラマの前編。家族を亡くして孤独に生きてきた17歳のプロ棋士が、ある3姉妹と心を通わせながら厳しい将棋の世界を突き進む。メガホンを取るのは、『るろうに剣心』シリーズなどの大友啓史。『るろうに剣心』シリーズにも出演した神木隆之介、『映画 ビリギャル』などの有村架純、『ヒミズ』などの染谷将太、テレビドラマ「カインとアベル」などの倉科カナらが出演。緊張感に満ちた対局シーンに目を奪われる。
原題:MARCH COMES IN LIKE A LION
製作年度:2017年
上映時間:138分
監督:大友啓史
原作:羽海野チカ
脚本:岩下悠子、渡部亮平、大友啓史
音楽:菅野祐悟
出演:神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、清原果那、前田吟、高橋一生、岩松了、斉木しげる

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将棋に掛けた想いや時間を色々思わせてくれた。私は将棋をやるが、将棋の頂点に立っている人や目指している人が如何に人生を張っているかをよく感じたり、耳にしたりしているがそれも良く表現されていた。一回一回が人生を賭けた勝負だと思うと、羽生や加藤(一二三)をTVで見ていると、この人たち稼いでいるなと思うが、それは後から付いて来るちっぽけな褒美である。その褒美以上の消耗を皆しているからである。この作品は、将棋と言うものの尊厳を改めて示してくれているのが良い。また、将棋を指す人にしか分からない魂の叫びも描いてくれているのが良い。「頂点の人は人でない」と言うのは、象徴的だった。

評価点 82点
お薦め度 84点
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