アジア連帯講座のBLOGです
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7月25日、JR新宿駅東口アルタ前での街頭宣伝と新宿デモが「韓国強制併合100年共同行動」日本実行委員会が呼びかけで行われ、約百人が参加した。午後二時からのマイクでの宣伝行動に対して、極右レイシスト団体「在特会」がホームページでこの行動の粉砕を呼びかけた。当日ロータリーを挟んで「日の丸」を掲げた百人ぐらいの右翼たちが「鮮人追放」「朝鮮高校無償化反対」などの横断幕やプラカードを持ち、大音量のマイクで、排外主義的敵対行動を繰り返した。警察の規制で集団的な妨害行動は阻止されたが、個人的につっかかってくる右翼もいて、緊張した情宣活動だった。
最初にノレの会の仲間たちが韓国の闘争歌を披露し、右翼の妨害に負けずに元気をつけた。ノレの会に参加している在日の女性は「あちらに悲しい思考を持つ人々がいるが、こちらには友人たちがいる。差別されない日本を必ず実現したい」と語った。
次に日本実行委員会の仲間が主催者のあいさつを行った。
「韓国併合から百年、『植民地支配の清算と平和な未来を』市民共同宣言を日本で8月22日、韓国ソウルで8月29日に行う。今年の6月、朝日新聞と東亜日報が日韓で三つの内容のアンケートを行った。?過去問題?韓国に謝罪したか?戦後補償問題は解決したか。韓国では九割がいずれも九割が解決していないと答えたが、日本では半分くらいの人が解決したと答えた。毎年四百万人近くの日本人が韓国に旅行に行っているように、文化的交流は進んでいるが、トゲは刺さっている。なぜ問題は解決していないのかいっしょに考えていきたい」。
戦時性暴力連絡協議会の川見さんが次のように訴えた。
「今年2月、日本軍慰安婦問題解決全国行動2010を立ち上げた。政府に立法により即時解決を求めるものだ。十件の裁判はすべて敗訴した。私のかかわった中国山西省の慰安婦裁判では、被害事実を認定し、戦後の精神的な苦難も認定したのに敗訴になった。被害者たちは怒りの涙でいっぱいだ。高齢な被害者たちが生きている間に解決しなければならない。日本では26の自治体が決議を上げた。2007年、アメリカの下院の決議が上がり、それからカナダ、EU、韓国、台湾などで次々と決議が上げられ、国連人権委員会からも韓国が出ている。民主党は野党の時代に八回にわたり、国会に戦後補償法案を提出した。これを実現していかなければならない」。
連絡協議会のメンバーが、元軍隊慰安婦のイ・ヨンスさんに成り代わって「私は82歳だが、200歳まで生きて日本政府を追及する。日本政府は謝罪と補償をせよ」と話した。
YWCAの石井さんは問題意識を次のように語った。
「日本の朝鮮支配は過去のことではない。今年4月末に、民主化闘争30周年記念で光州に行ってきた。そこで、光州事件の残虐な弾圧は日本統治の再現である。さらに、イ・スンマン時代は日本の統治機構を使って独裁政治を行った。軍隊慰安婦の性奴隷政策に、日本政府は正式に謝罪していない。さらに、深刻なのは日本軍人・軍属として死んだ二万人の朝鮮人を靖国神社に合祀した。遺族たちが合祀取り下げを要求しているのにこれを拒否していることだ。この状態が放置されていることに対して、私たちも責任がある。しかし希望はある。2001年にダーバンで、国連はかつて帝国主義が行った植民地支配を批判し、その責任は現在も続いていることを宣言した。われわれもこれに続こう」。
神奈川県在日オモニ会の方が「私は在日朝鮮人三世です。祖父が1930年に来日した。朝日ピョンヤン宣言から八年が経つが日本政府は約束を何一つ守ることなく、国交正常化していない。そればかりか、差別と弾圧が在日朝鮮人へと向けられている。その典型が朝鮮高校だけが無償化から排除されている。朝鮮高校生たちは街頭に立ちビラを配ったり、日本の高校生たちと交流して、不当な差別をやめろとがんばっている。この子どもたちは日本と朝鮮半島の架け橋になれる。ぜひ、差別を撤回させたい」と訴えた。
杉並で小学校の教員をしていた長谷川さんが、6.27朝鮮高校無償化適用除外反対デモの様子を紹介した後、杉並でつくる会教科書が採択された後の授業の様子を紹介した。韓国併合についての記述を、つくる会教科書とそれ以前の教科書の両方を紹介すると子どもたちは、『きったねえ』と感想を寄せた。真実を伝えることの重要性を語った。
8・14平和の灯を!ヤスクニの闇へキャドル行動への参加も訴えられた。関東大震災での朝鮮人虐殺の真相糾明を求める日韓市民の会が今年九月に国家責任を問う会を立ち上げて闘うことを明らかにした。最後に「沖縄を踏みにじるな!新宿デモ」を行っている園さんと在日韓国青年同盟のパクさんが「差別のない社会を実現しよう」と力強く訴えた。猛暑の中、新宿一週のデモを元気よく行った。新宿から新大久保にかけてはコリアンタウン化している一角もあり、パレードに店から出たり、横断幕を見て賛意を示す人が少なからずいた。八月の連続した行動を成功させよう。
(M)
最初にノレの会の仲間たちが韓国の闘争歌を披露し、右翼の妨害に負けずに元気をつけた。ノレの会に参加している在日の女性は「あちらに悲しい思考を持つ人々がいるが、こちらには友人たちがいる。差別されない日本を必ず実現したい」と語った。
次に日本実行委員会の仲間が主催者のあいさつを行った。
「韓国併合から百年、『植民地支配の清算と平和な未来を』市民共同宣言を日本で8月22日、韓国ソウルで8月29日に行う。今年の6月、朝日新聞と東亜日報が日韓で三つの内容のアンケートを行った。?過去問題?韓国に謝罪したか?戦後補償問題は解決したか。韓国では九割がいずれも九割が解決していないと答えたが、日本では半分くらいの人が解決したと答えた。毎年四百万人近くの日本人が韓国に旅行に行っているように、文化的交流は進んでいるが、トゲは刺さっている。なぜ問題は解決していないのかいっしょに考えていきたい」。
戦時性暴力連絡協議会の川見さんが次のように訴えた。
「今年2月、日本軍慰安婦問題解決全国行動2010を立ち上げた。政府に立法により即時解決を求めるものだ。十件の裁判はすべて敗訴した。私のかかわった中国山西省の慰安婦裁判では、被害事実を認定し、戦後の精神的な苦難も認定したのに敗訴になった。被害者たちは怒りの涙でいっぱいだ。高齢な被害者たちが生きている間に解決しなければならない。日本では26の自治体が決議を上げた。2007年、アメリカの下院の決議が上がり、それからカナダ、EU、韓国、台湾などで次々と決議が上げられ、国連人権委員会からも韓国が出ている。民主党は野党の時代に八回にわたり、国会に戦後補償法案を提出した。これを実現していかなければならない」。
連絡協議会のメンバーが、元軍隊慰安婦のイ・ヨンスさんに成り代わって「私は82歳だが、200歳まで生きて日本政府を追及する。日本政府は謝罪と補償をせよ」と話した。
YWCAの石井さんは問題意識を次のように語った。
「日本の朝鮮支配は過去のことではない。今年4月末に、民主化闘争30周年記念で光州に行ってきた。そこで、光州事件の残虐な弾圧は日本統治の再現である。さらに、イ・スンマン時代は日本の統治機構を使って独裁政治を行った。軍隊慰安婦の性奴隷政策に、日本政府は正式に謝罪していない。さらに、深刻なのは日本軍人・軍属として死んだ二万人の朝鮮人を靖国神社に合祀した。遺族たちが合祀取り下げを要求しているのにこれを拒否していることだ。この状態が放置されていることに対して、私たちも責任がある。しかし希望はある。2001年にダーバンで、国連はかつて帝国主義が行った植民地支配を批判し、その責任は現在も続いていることを宣言した。われわれもこれに続こう」。
神奈川県在日オモニ会の方が「私は在日朝鮮人三世です。祖父が1930年に来日した。朝日ピョンヤン宣言から八年が経つが日本政府は約束を何一つ守ることなく、国交正常化していない。そればかりか、差別と弾圧が在日朝鮮人へと向けられている。その典型が朝鮮高校だけが無償化から排除されている。朝鮮高校生たちは街頭に立ちビラを配ったり、日本の高校生たちと交流して、不当な差別をやめろとがんばっている。この子どもたちは日本と朝鮮半島の架け橋になれる。ぜひ、差別を撤回させたい」と訴えた。
杉並で小学校の教員をしていた長谷川さんが、6.27朝鮮高校無償化適用除外反対デモの様子を紹介した後、杉並でつくる会教科書が採択された後の授業の様子を紹介した。韓国併合についての記述を、つくる会教科書とそれ以前の教科書の両方を紹介すると子どもたちは、『きったねえ』と感想を寄せた。真実を伝えることの重要性を語った。
8・14平和の灯を!ヤスクニの闇へキャドル行動への参加も訴えられた。関東大震災での朝鮮人虐殺の真相糾明を求める日韓市民の会が今年九月に国家責任を問う会を立ち上げて闘うことを明らかにした。最後に「沖縄を踏みにじるな!新宿デモ」を行っている園さんと在日韓国青年同盟のパクさんが「差別のない社会を実現しよう」と力強く訴えた。猛暑の中、新宿一週のデモを元気よく行った。新宿から新大久保にかけてはコリアンタウン化している一角もあり、パレードに店から出たり、横断幕を見て賛意を示す人が少なからずいた。八月の連続した行動を成功させよう。
(M)
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