R.I.P. Peter Yarrow
“Puff, The Magic Dragon”
この名曲の作者が、1月7日に癌で亡くなったん。
ピーター・ヤーロウ（Peter Yarrow）さんや。
86歳やった。
ピーター・ポール&マリー（Peter, Paul and Mary）、通称PPMのメンバーとして有名や。
私の高校生時代、このPPMは、ブラフォー（Brothers Four）、MFQ（Modern Folk Quartet）と共に、まさにアイドルとも言うべき存在やった。
コピーバンドを組んでた。
私はテナーのピーターさん役。
ラジオ番組に出たりもしてた。
2009年にマリー（Mary Travers）さんが白血病治療の合併症で亡くなり、ずっとPPMの影のベーシストとして寄り添っていたディック（Dick Kniss）さんも、2012年に肺疾患で亡くなってはる。
バリトンを担当してはったポール（Noel Paul Stooley）さんがまだ現役でいてはることが嬉しいけれど。
この楽曲の歌詞は、
パフという名前の竜とジャッキーという少年の話で描かれている。
とっても仲良しでいつも一緒に遊んでたんやけど、いつしか少年は成長して、パフとは遊ばなくなってしまった、というちょっと切ない歌やな。
この物語のオリジナルは、
ピーターさんの友人のレニー（Lenny Lipton）さんが、アメリカの詩人オグデン（Frederic Ogden Nash）さんの子供向け物語詩『カスタード、ザ・ドラゴン（Custard, the Dragon）』を読んで思いついたんやそうな。
んで、ピーターさんが、レニーさんが思いついたオリジナルに手を加えて、この楽曲ができたんやそうな。
なので、この楽曲の作者は、
ピーターさんとレニーさんの2人でクレジットされてる。
なるほど、カスタードとパフなわけやな（笑）
※シュークリームのことを英語で『cream puff』と言う。
P.S.
カスタード、ザ・ドラゴンは、
猫とネズミと犬と竜と一緒に住んでいる女の子の話。
竜のカスタードは体は大きいけれど弱虫で、いつも猫やネズミからバカにされていた。
そこへ海賊が襲ってきた。
最初強がってた女の子や猫たちも、結局逃げまどいはじめる。
その時、竜のカスタードが大きな声で吼えて、海賊をやっつけてしまう（食べてしまう）。
めでたし・・・やけど。。。
その後、またカスタードは弱虫竜に戻ってしまう。
でも、みんなは知っている。
本当に強いのは誰なのか。
・・・要約すると、こんな物語。
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