知ったかアニメ UN-GO　第七話　感想

【あらすじ】
自称・小説家と対峙した新十郎はふらつき、部屋を出る。
そして気がつくと映画撮影の現場にいた。
新十郎はカメラマンとしての役割を負っている。
内容は現代の日本が戦争に巻き込まれるというもの。
「謎を解け」と新十郎の頭の中に声が響く。
最後まで書かれていない台本に関してそれぞれの想いを持つ女優たち。
新十郎は台本について監督に詰め寄るが、途中で気を失う。
目が覚めると首にはバーコード。
現場に行くと監督がバラバラになって死んでいた。
最後に監督にあったのは自分。
犯人は自分ではないかと疑い始める新十郎。
そこへ梨江が刑事として現れ、新十郎を逮捕する。

どういう状況？
自称・小説家の後ろにいる女性の能力でこういった状況になっているんだと思いますが、これはどういった能力なのでしょうか。
違う世界に飛ばされたのか？
幻覚や夢を見させられているのか？
風守が干渉できていたことから、電脳空間的なものである可能性もあるかと思います。
自称・小説家が語る『現実に小説を書く』とはどういったことなのか。
自称・小説家の後ろに控える彼女は因果論に出てくるキャラのようですから、因果論を観れば今回のストーリーは理解できるものだったのかもしれません。

戦争に巻き込まれなかった世界
映画撮影をしていた世界は戦争が起きていない世界。
出演者の戦争に対する思いは三者三様でした。
ひとりは、戦争が終わればそれは良かったことで、戦争によって日常の大切さに気付くと言う。
ひとりは、退屈な日常は嫌で、戦争という死を身近に感じる状況によって初めて大切なものが見つかると言う。
ひとりは、戦争によって誰もが裁かれると言う。
現在の日本には戦争はありませんが、停滞し息詰まる日常の閉塞感は存在します。
このことから大きな出来事が起こることを願う人はいるでしょう。
何かこの閉塞感をぶち破る出来事が起きて欲しいと。
また、震災によって平凡な日常の大切さを知った人もいるでしょう。
当然存在すると思っている明日が絶対ではないと。
今回の話は、そんな現在の日本の状況、ひいては世界の状況を暗喩した内容だった気がします。

公式サイト：http://www.un-go.com/

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テーマ:UN-GO - ジャンル:アニメ・コミック

2011/11/25(金) 05:06:09| UN-GO | トラックバック:16 | コメント:0

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