UN-GO　第7話　「ハクチュウム」　感想: アニメ感想【カニ】: あくあぐらす～Aqua Glass～

UN-GO　第7話　「ハクチュウム」　感想 2011-11-25

まさしく白昼夢のようなふわふわとした掴み所のないお話に感じましたね。

凄く感想が難しい回。
録画した分を見返して、犯人が誰か考えようかなとか思っていたのですが、
冒頭9分しか録画されておらず、それも出来なかったのでどうしようw

取り敢えず、なんというか。
新十郎の全てを否定するような世界観でしたね。
あの映画撮影現場の世界は。

恐らくというか、ほぼ間違いなく自称小説家の背後に控えていた少女が見せている
虚構の世界…サブタイ通り夢のようなモノなのでしょうけれど、その世界のすべてが
新十郎を否定しているような感じで。
今作的に表現すると、これが「現実に書く小説」なのでしょうけれど。

まず、戦争が起こる訳がないという前提。
どこまでも架空の虚構の出来事であって、実際に起こり得ないんだという設定。
恐らく今の新十郎があるのは、良くも悪くも戦争があったからなんだと思うんですよね。
映画見ていませんけれど、これまでを見て来た感じから、そう強く感じるのです。
現在の新十郎の出発点とでもいうのか。
それが否定されているという事は、現在の新十郎全否定な訳でw

更には、謎を解けという暗示めいたものを送りながら、新十郎が殺人を犯したのではと
思い込ませるような展開。
探偵という役割すら否定しているような印象を持ちました。

本当に新十郎が犯人という展開なのかもしれない。
首の裏にあったバーコードのようなものは、犯罪者に刻印されるものみたいですから。

とすると、新十郎がこの悪夢から脱するにはどうすればいいのか。
別に「真犯人」がちゃんと居て、その正体を暴けばいいのか。
はたまた新十郎はこの悪夢に閉じ込められたままなのか…。

よくわかんにゃいw
よく分かんないですけれど、なんだか妙に恐ろしい話でした。

そうそう。
すんごく今更ですけれど、タイトルロゴの中に「INGA」が隠れていたんですねw
ホントにどうでも良い事ですけれど。