知ったかアニメ UN-GO　第四話　感想

【あらすじ】
風守はプログラムで医者はメンテナンス技師だった。
では死んだのは誰か？
風守を人形に移し、連れ出す新十郎。
そんな彼らを軍指揮下の公共保安隊が接触してくる。
それが答えだった。

新情報拡散防止法の真の狙い
それは青少年の健全な育成を妨げるおそれという建前の元、R.A.Iの技術を軍事利用するために独占したいという軍の思惑によって作られた法律。
新情報拡散防止法の全容がイマイチわかりません。
名前からすると悪質な情報拡散することを防止する法律のようですが、これがR.A.Iの規制にどう適用されたのかがよく理解できませんでした。
R.A.Iのシステムはネットワーク上に情報を分散・偏在させ、統合制御するプログラムのみを個々の機器に組み込んだものです。
このネットワーク上に本体の情報が分散されているところが引っかかったのでしょうか。
青少年の育成に悪影響を与えるプログラムが拡散されている、と。
なんにせよ、新情報拡散防止法はかなり柔軟な解釈ができて広範囲に適用できる法律なのでしょう。

この法律は、これまで何度も話題にあがったゲームや漫画などの表現を規制する法案と類似しているように感じました。
ゲームや漫画の表現に関して、暴力的・性的な表現を規制するといったことは何度も検討されてきましたが、規制理由としては青少年の育成に悪影響を与えるからでした。
そしてこれに対して反対する根拠は被害者のいない創作物の表現の自由を阻害することは憲法上正当化できないということです。
これは今回のエピソードの構図と同じでしたね。
今回のエピソードでは科学者が自由に自分の理想を求めた結果を国が規制するといった形でした。
「人間相手に発揮すれば犯罪だが相手はロボットであれば誰が傷つく？」
駒守はこう言っていましたが、まさに漫画描写規制と同じだなと感じます。
そう考えると本作での規制には軍の思惑があったように、現実の規制にも何か裏の思惑が渦巻いているのではないかと考えてしまいます。

風守は仲間に入るのか？
最後に新十郎がついてくるかとは直接言葉にしませんでしたが、そんな雰囲気でしたね。
そういえばEDでも今回風守が寄生していた人形と少女のカットがありました。
たぶん彼女が風守でしょう。
意外にも彼女はこれからも関わってくるレギュラーメンバーだったようです。

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2011/11/04(金) 04:16:07| UN-GO | トラックバック:17 | コメント:0

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