2011-07-20(Wed)
なんちゃって○○ に怒る
実は今日は、宣伝です。
でも、タダの宣伝ではここまで見に来てくれた人に申し訳ないので、少々能書きを。
■■
世に なんちゃって が蔓延している
なんちゃって女子高生とか、なんちゃってセレブなんていうのは、あんまり罪が無くてかわいいもんだけど、なんちゃって環境保護とか、なんちゃって民主主義になると、終いには人を殺し始めるから始末が悪い。
なんちゃって環境保護のトップランナーは、IPCCという国連の組織。そう、あのCO2による温暖化をスーパーコンピュータで演出して見せたあれだ。ついでに、IPCCですら言ってないようなことを並べ立ててノーベル賞までもらったアル・ゴアなんてのもいる。
このCO2温暖化説によって、チェルノブイリで虫の息になっていた原発推進派が、どどっと世の中に復活してきた。われこそが、地球の救世主である てな感じで。
その結果がどうなったか。
CO2温暖化説というデマに踊らされて、結果的に原発を勢いづかせた なんちゃって環境派の皆さんは、よくよく反省していただきたい。
もっと過激なのが、なんちゃって民主主義。
地球上で、「民主主義」のために人為的に殺された人間がどれほどいるか。
とくに、冷戦後の戦争は、ほとんどが「民主主義」のための戦争だ。
イラク然り、アフガン然り。
広島や長崎もそういう側面がある。
「民主主義」は、その担い手の「民」が真の意味を実現せずに、なんちゃって になると 本当に怖い。
官主主義や産主主義や国主主義や軍主主義が、民主主義を騙ると、リアルに大量に人を殺してしまう。
■■
この国に蔓延している、ありとあらゆる「なんちゃって」の総本山だは、やっぱり菅直人の なんちゃって脱原発 だ。
いちおう、総理大臣だし。
官直人の考え出した「脱原発依存」という なんちゃって脱原発は、マイケル・ジャクソン顔負けのムーンウォークであり、前に進んでいるようにみせかけて、実は後に下がっている。
つまり、原発をやめるかのように見せかけて、実は原発を維持すること、あるいは「安全」な原発を作って売り込むことが、その真の目的だ。
この「なんちゃって」も、そうとう怖い。
2020年までは、税金をジャボジャボ使って、なおかつ国民から追加料金を強制徴収して「自然」エネルギーを増やしていく。
ところが、2020年になったら、「やっぱり採算あいません。原発がないとやっていけません。」と言うことになる。
そういう仕掛けが、全量買取の再生エネ法には盛り込まれている。
全量買取の10年間が終わった太陽光パネルが、全国各地に放置され、新たな環境問題になる可能性もある。
そしてなにより、この再生エネ法で時間稼ぎをしている間に、「安全」な原発をつくる算段なのである。
もちろん「安全」なんてありえないが、「安全だ~」と作っているヤツが叫んでいるだけ代物でも、御用学者とマスメディアが「安全」「安全」」と百回唱えれば安全になるのが、この国の作法というものだ。
こんなことを考えている なんちゃって脱原発の官直人に、署名が届いたといって喜んでいるグリーンピースなども、どうかしている。
CO2温暖化に騙された勢力は、いちどキチンと反省しないと、何度でも騙される。
もしかして、確信犯? と疑いたくなることもある。
■■
私の仕事の範囲で言うと なんちゃって自然住宅 とか なんちゃって健康住宅 とか なんちゃって100年住宅 とか なんちゃって耐震住宅 とか 上げたらきりがない。
これらの なんちゃって にもレベルがあって、菅直人のように、個別課題でもいい加減なものと、グリーンピースのように個別課題では真剣でも全体が見えていないというものがある。
自然住宅と言いながら、ちょっと床に無垢板を貼ってみました とか 壁に漆喰塗ってみました (他は何もしていません)というのが、確信犯てきな なんちゃって自然住宅。
対するに、自然住宅とか、健康住宅とか、100年住宅とか、耐震住宅とか、自分の得意などれかの課題はすごく頑張っているんだけれども、それ以外の課題は、いとも簡単にスルーしてしまう なんちゃって もある。これが多い。
使う素材はものすごく研究されているのに、耐震性はフツーだったり、超高気密高断熱に作っているのにシックハウス対策はなおざりだったり、100年もつように太い柱を使っても、基礎のコンクリートは寿命60年のものを使っていたり・・・
もちろん、家は実用だけじゃなく、デザインや間取りは重要。コストのこともある。
そんなこんなで、建築家というのは、人間一人の頭で考える限界くらいのことをあれこれと考えることが必要になる。
しかも、それぞれの要素は、あちらが立てばこちらが立たず というケースが多くて、もう脳みそがちぎれそうになる。
でも、そんなことで悩んでいると営業できないので、ほとんどの住宅は、ウチの売りはこれ と決めて、他のことはサラッと流す。
そういう なんちゃって○○住宅が 圧倒的に多い。
逆に言うと、私たちのような、弱小建築事務所が、理屈こねながら苦心惨憺して作る家は、訴求力がない。訴える力がすごく弱い。
で、必然的に建築家は、デザインに走る。
これが、一番訴える力があるし、しかもやってて面白い。
その結果、デザイン抜群だけれど、住めたもんじゃない という、古来、有名建築家の家では昔からよくある現象が、いまだに続いていたりする。
■■
じゃあ、明月社の作る家は なんちゃって じゃないのか と問われると ちょっと答えに困る。
(写真は事務所のバルコニーで咲いたハイビスカス。記事とは何の関係もありません)
ウチは、シングルイシュー選挙のような売り込み方はしていないから、その意味では なんちゃって ではない。
しかも、恐がりなので、これはできる と自信のあることしか言わない。
ハッタリをかまして、いっちょぶち上げたろか と思うこともないこともないが、そんな根性がない。
さっきも書いたように、住宅にはあまりにも多くの要素があって、一人の人間では限界がある。
だから、それぞれのジャンルで一番か と言われると やはりそれは違う。
構造計算をしているけれども、木造の構造に関しては、何人かの権威がいて、その人たちと比べれば足下にも及ばない。
デザインも力を入れているつもりだけれども、デザイン命みたいなひとの洗練された作品を見ると嫉妬を感じることも多々ある。
施主さんと山に行って伐採体験をするような家づくりも、けっして私のオリジナルではない。中には強者がいて、本当にキコリをしながら設計もやっている なんて人もいる。すごい。
自然素材は、長年実践してきたので自信はある。が、化学物質過敏症の人でも対応できるかと言われると、ちょっと自信がない。
個別分野では、NO1ではないしなり得ないことは、自分で良く分かっている。
だから、おまえは なんちゃって じゃないのか と問われると ちょっと困るのである。
ただひとつ。これだけは、おそらく日本で俺だけだ ということがある。
間取りやデザインを決める意匠設計者であり、お施主さんと一緒に山へ行って木を伐り、自然素材を使って家を設計し、なおかつ、構造計算まで自分でやっている、という建築家は、おそらく他にいない。
だからどうした と言われればそれまでなんだけど。
まあ、一つくらいは自信を持っておきたいわけで。
■■
そんなこんなで、やっと宣伝にたどりついた。
先日から、こそっと記事の最後に 「構造見学会」のお知らせを書いていたのだけれども、まったく人気がない。
だいたい、構造見学 というのが、昨今は人が集まらない。
完成見学会は、できあがった家なので、結構見に来る人もいるが、構造なんてできかけの家を見て何が楽しいの てなもんである。
でも、この「反戦な家づくり」を見てくれている方には、そんな悲しいことを言わないでいただきたい。
何でも、できあがるまでが大事なんです。
できあがる とは、大事なことが隠れてしまう ということ。
世の中の仕組みに騙されまい と心に決めている方は、もし家を建てるのであれば、できかけの小汚い現場をしっかりと見ておかなくては。
ちゅーことで、再度告知を
明月社の家 構造見学会
7月24日(日) 11:00~ 大阪府豊能町東ときわ台
能勢電鉄ときわ台駅 徒歩15分
参加ご希望の方は、
メール [email protected]
FAX 06-6720-8051
TEL 06-6330-3700
まで、ご連絡下さい

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でも、タダの宣伝ではここまで見に来てくれた人に申し訳ないので、少々能書きを。
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世に なんちゃって が蔓延している

なんちゃって環境保護のトップランナーは、IPCCという国連の組織。そう、あのCO2による温暖化をスーパーコンピュータで演出して見せたあれだ。ついでに、IPCCですら言ってないようなことを並べ立ててノーベル賞までもらったアル・ゴアなんてのもいる。
このCO2温暖化説によって、チェルノブイリで虫の息になっていた原発推進派が、どどっと世の中に復活してきた。われこそが、地球の救世主である てな感じで。
その結果がどうなったか。
CO2温暖化説というデマに踊らされて、結果的に原発を勢いづかせた なんちゃって環境派の皆さんは、よくよく反省していただきたい。
もっと過激なのが、なんちゃって民主主義。
地球上で、「民主主義」のために人為的に殺された人間がどれほどいるか。
とくに、冷戦後の戦争は、ほとんどが「民主主義」のための戦争だ。
イラク然り、アフガン然り。
広島や長崎もそういう側面がある。
「民主主義」は、その担い手の「民」が真の意味を実現せずに、なんちゃって になると 本当に怖い。
官主主義や産主主義や国主主義や軍主主義が、民主主義を騙ると、リアルに大量に人を殺してしまう。
■■
この国に蔓延している、ありとあらゆる「なんちゃって」の総本山だは、やっぱり菅直人の なんちゃって脱原発 だ。
いちおう、総理大臣だし。

つまり、原発をやめるかのように見せかけて、実は原発を維持すること、あるいは「安全」な原発を作って売り込むことが、その真の目的だ。
この「なんちゃって」も、そうとう怖い。
2020年までは、税金をジャボジャボ使って、なおかつ国民から追加料金を強制徴収して「自然」エネルギーを増やしていく。
ところが、2020年になったら、「やっぱり採算あいません。原発がないとやっていけません。」と言うことになる。
そういう仕掛けが、全量買取の再生エネ法には盛り込まれている。
全量買取の10年間が終わった太陽光パネルが、全国各地に放置され、新たな環境問題になる可能性もある。
そしてなにより、この再生エネ法で時間稼ぎをしている間に、「安全」な原発をつくる算段なのである。
もちろん「安全」なんてありえないが、「安全だ~」と作っているヤツが叫んでいるだけ代物でも、御用学者とマスメディアが「安全」「安全」」と百回唱えれば安全になるのが、この国の作法というものだ。
こんなことを考えている なんちゃって脱原発の官直人に、署名が届いたといって喜んでいるグリーンピースなども、どうかしている。
CO2温暖化に騙された勢力は、いちどキチンと反省しないと、何度でも騙される。
もしかして、確信犯? と疑いたくなることもある。
■■
私の仕事の範囲で言うと なんちゃって自然住宅 とか なんちゃって健康住宅 とか なんちゃって100年住宅 とか なんちゃって耐震住宅 とか 上げたらきりがない。
これらの なんちゃって にもレベルがあって、菅直人のように、個別課題でもいい加減なものと、グリーンピースのように個別課題では真剣でも全体が見えていないというものがある。
自然住宅と言いながら、ちょっと床に無垢板を貼ってみました とか 壁に漆喰塗ってみました (他は何もしていません)というのが、確信犯てきな なんちゃって自然住宅。
対するに、自然住宅とか、健康住宅とか、100年住宅とか、耐震住宅とか、自分の得意などれかの課題はすごく頑張っているんだけれども、それ以外の課題は、いとも簡単にスルーしてしまう なんちゃって もある。これが多い。
使う素材はものすごく研究されているのに、耐震性はフツーだったり、超高気密高断熱に作っているのにシックハウス対策はなおざりだったり、100年もつように太い柱を使っても、基礎のコンクリートは寿命60年のものを使っていたり・・・
もちろん、家は実用だけじゃなく、デザインや間取りは重要。コストのこともある。
そんなこんなで、建築家というのは、人間一人の頭で考える限界くらいのことをあれこれと考えることが必要になる。
しかも、それぞれの要素は、あちらが立てばこちらが立たず というケースが多くて、もう脳みそがちぎれそうになる。
でも、そんなことで悩んでいると営業できないので、ほとんどの住宅は、ウチの売りはこれ と決めて、他のことはサラッと流す。
そういう なんちゃって○○住宅が 圧倒的に多い。
逆に言うと、私たちのような、弱小建築事務所が、理屈こねながら苦心惨憺して作る家は、訴求力がない。訴える力がすごく弱い。
で、必然的に建築家は、デザインに走る。
これが、一番訴える力があるし、しかもやってて面白い。
その結果、デザイン抜群だけれど、住めたもんじゃない という、古来、有名建築家の家では昔からよくある現象が、いまだに続いていたりする。
■■

(写真は事務所のバルコニーで咲いたハイビスカス。記事とは何の関係もありません)
ウチは、シングルイシュー選挙のような売り込み方はしていないから、その意味では なんちゃって ではない。
しかも、恐がりなので、これはできる と自信のあることしか言わない。
ハッタリをかまして、いっちょぶち上げたろか と思うこともないこともないが、そんな根性がない。
さっきも書いたように、住宅にはあまりにも多くの要素があって、一人の人間では限界がある。
構造計算をしているけれども、木造の構造に関しては、何人かの権威がいて、その人たちと比べれば足下にも及ばない。
デザインも力を入れているつもりだけれども、デザイン命みたいなひとの洗練された作品を見ると嫉妬を感じることも多々ある。
施主さんと山に行って伐採体験をするような家づくりも、けっして私のオリジナルではない。中には強者がいて、本当にキコリをしながら設計もやっている なんて人もいる。すごい。
自然素材は、長年実践してきたので自信はある。が、化学物質過敏症の人でも対応できるかと言われると、ちょっと自信がない。
個別分野では、NO1ではないしなり得ないことは、自分で良く分かっている。
だから、おまえは なんちゃって じゃないのか と問われると ちょっと困るのである。
ただひとつ。これだけは、おそらく日本で俺だけだ ということがある。
間取りやデザインを決める意匠設計者であり、お施主さんと一緒に山へ行って木を伐り、自然素材を使って家を設計し、なおかつ、構造計算まで自分でやっている、という建築家は、おそらく他にいない。
だからどうした と言われればそれまでなんだけど。
まあ、一つくらいは自信を持っておきたいわけで。
■■

先日から、こそっと記事の最後に 「構造見学会」のお知らせを書いていたのだけれども、まったく人気がない。
だいたい、構造見学 というのが、昨今は人が集まらない。
完成見学会は、できあがった家なので、結構見に来る人もいるが、構造なんてできかけの家を見て何が楽しいの てなもんである。
でも、この「反戦な家づくり」を見てくれている方には、そんな悲しいことを言わないでいただきたい。
何でも、できあがるまでが大事なんです。
できあがる とは、大事なことが隠れてしまう ということ。
世の中の仕組みに騙されまい と心に決めている方は、もし家を建てるのであれば、できかけの小汚い現場をしっかりと見ておかなくては。
ちゅーことで、再度告知を
明月社の家 構造見学会
7月24日(日) 11:00~ 大阪府豊能町東ときわ台
能勢電鉄ときわ台駅 徒歩15分
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