良菌本『人を助けるへんな細菌すごい細菌 ココまで進んだ細菌利用』
細菌には地球の磁力に沿って泳ぐものもいます。鉄イオンを取り込んで細胞の中で結晶化し、大きさ約50ナノメートルの磁性粒子を数百〜1千個も合成して細胞内に並べているのです。
走磁性細菌が持つコンパスを細胞内で整列させる蛋白質https://t.co/krXcwql8Sh
— 砂尾啄木鳥 (@WaiEnu2) 2019年7月31日
で、走磁性細菌の話をしてみたんだけど、「奴らは磁力なんて感じてないんだろうね」とおっしゃったのが印象的でした。生まれたときから磁石を体内に持っていて、ひっぱられて自分でもわからないまま北極か南極に引き寄せられている、それだけの生命体…。
— むー (@lalamoo2009) 2012年4月24日
↓くさや液の1ccあたり数千万から1億程度いるくさや菌の中には、大腸菌などの食中毒の原因になるような菌が一切検出されず、見た目や製法からイメージするより、はるかに衛生的な食品です。
エネルギー貯蔵物質として細胞内にポリエステルを作る細菌が百種類以上知られています。上手に育ててやると、細菌の乾燥重量の70%にも相当するバイオプラスチックを得ることができます。
アイスクリームの中に氷核活性細菌を入れると、なかなか溶けないアイスクリームができます。氷結活性細菌は水が凍る温度を上昇させ、いったん凍ると今度はなかなか溶かさないのです。
遺伝子組み換え技術で氷結活性蛋白遺伝子を別の食べられる細菌に組み込んでやれば、食用の氷結活性細菌ができる可能性があります。
遺伝子を組み込む細菌として有力なのは、ラクトバチルス属細菌です。この細菌は、牛乳を原料とする発酵食品の中に普通に存在しているので、においもなく安全です。
べん毛で移動する細菌の速度は、毎秒数十マイクロメートル、つまり1秒間で自分の身長の数十倍もの距離を移動します。この速度は、人間の身長から換算したスケールスピードになおすと、時速100キロを超える速さです。
産業技術総合研究所では、ローターを回す細菌の映像をサイトで公開しています。本人は何も知らずにくるくるとローターを回し続けるその姿は健気で、なかなかの人気です。
産総研:バクテリアで駆動する微小モーター
┗ 現在は動画は削除され、写真と図解で構成されています。
講義で使わせてもらってます.学生向けの小ネタに最適です.@cradiobio 技術評論社発行の拙著「人を助けるへんな細菌すごい細菌」の初版第三刷がでました。おかげさまで、わかりやすい細菌の本と言えばコレ、みたいな感じでコンスタントに売れています。
— こんまさてき存在 (@masakichi2001) 2011, 6月 1
『人を助けるへんな細菌すごい細菌 ココまで進んだ細菌利用』
中西貴之
技術評論社
ノーベル生理学医学賞・・・命の回数券、テロメアと回数券を塚する酵素テロメラーゼ。詳しくは拙著「人を助けるへんな細菌すごい細菌」(技術評論社)の183ページでイラストで説明してます。
— おびおブリリアントパーク (@cradiobio) 2009, 10月 10
『ミニ特集:細胞を科学する』