ミニ特集:環境や生態系を考える本 海外その1
![科学に佇む書斎](https://blog-imgs-78-origin.fc2.com/s/c/i/sciencebook/icon_endbooks-200300.png)
![生物多様性という名の革命](https://blog-imgs-121-origin.fc2.com/s/c/i/sciencebook/20170329193518d3a.png)
『生物多様性という名の革命』
『ドードーの歌 美しい世界の島々からの警鐘』
『グッド・ニュース 持続可能な社会はもう始まっている』
『環境の思想家たち 下 現代編』
『ミクロの森 1m2の原生林が語る生命・進化・地球』
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デヴィッド・タカーチ 日経BP社
● ゆるふわな装丁にされているけど、中身は硬派。
本来ドライな印象を持たれがちな科学者が、こと生物多様性においてはどんなに「信者」っぽくなってしまうのか、ことこまかに観察・分析しているよ。
「生物多様性」概念の歴史や実態も網羅充実。
マダガスカル島のニチニチソウに含まれる化合物から、イーライ・リリー社はリンパ腫と小児白血病の薬を開発した。リリー社はこの植物で何億ドルも儲けたが、マダガスカルにはただの一セントも渡っていない。
種の分布範囲はたいてい何ヵ国もの領海を含んでいて、ある種がいるかいないか、あるいは多いか少ないかが大きく変動する。したがって、海洋の保全政策の基礎を絶滅危惧種という概念に置くことは、実践不能といわねばならない。
多くの人々が「大型で、美的に魅力があり、系統的に人間に類似し、そして感情、思考、苦痛の能力をもつと考えられている」特定の種を保護するためには、かなりの数の種を犠牲にしてよいと考えている。
魅力的な動物ほど保全されるべきと判断されやすいことを示した(おそらく)最初の論文。面白いのは、同じ動物でも、魅力的な写真かどうかで判断が大きく変わる点。Anthrozoös (2001)https://t.co/lE8lSoeKn7
— 深野 祐也 (@Alien_Evolve) 2022年10月5日
「生物多様性という名の革命」(D.タカーチ)。買ってからずっと放置していた(2段組、400ページもあるのだもの)のをようやく読んだ。とってもちゃんと読んだののは半分くらいで、後はとばし読み。面白い。第3章「生物多様性」という用語はいかに創られたか、まではとてもためになった。
— MatsumotoFumio (@matsumotobun) 2011年2月17日
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デイヴィッド・クォメン 河出書房新社
●「島」という限りの明確な生態系では、生き物の世界のバランスとその激変が、こんなにあらわに観察できるのだった!
絶滅してしまった、おっきな飛べない鳥「ドードー」を中心に、ぐいぐい読ませる科学報告物語。
この著者デイヴィッド・クォメンはのちに『エボラの正体 死のウイルスの謎を追う』も著していますが、こちらでは著者名表記を「デビッド・クアメン」にされています。
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今日は夕方から河出書房新社から出ている「ドードーの歌」の読んでいるが、アイランド・シンドロームを含んだ島の生物地理学に関するドキュメンタリーである。
— 宮地郁雄 (@imfFuXzo) 2012, 9月 9
ドードーの歌を読み始めた。まずはウォーレスとダーウィンがドラマティックに書かれている。
— Takahiro OGAI (@OKAYU52) 2012, 12月 29
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デヴィッド・スズキ, ホリー・ドレッセル ナチュラルスピリット
●地元に根ざした企業を育てるべき!
経済的な検討もこなれていて現実的・具体的・前向きに提案。カリスマ性(目配り力)も豊富で説得力高い。
唱導のうまさが光る環境政治本。
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ジョイ・A.パルマー編 エコロジーの思想 みすず書房
ベルト・ヘルドブラーとの共著で1990年に出版されたエドワード・O. ウィルソンの『蟻の自然誌』は、アリの体の構造、分類、生態そして社会行動についての権威ある研究であるだけではなく、ピューリッツァー賞の受賞作でもあって、専門家にたいして詳細な情報と分類学上の問題を解く手がかりを提出していると同時に、関心のある一般の読者にたいしてアリの社会行動の説明を与えることに力を入れているという理由で、激賞された。
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デヴィッド・ジョージ・ハスケル 築地書館
●森の一角のエリアを日々観察に訪れては、深く広い知見を綴り披露する観察科学エッセイ集
短編がたっくさんでどこからでも読みやすい上、どれもこれも科学的に手抜かりのない素晴らしい読みごこち。
自然科学世界を彩なす思考思索にどっぷりひたれます。
こちらで紹介
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