ミニ特集:食べ物や栄養の本 その1
『栄養学を拓いた巨人たち 「病原菌なき難病」征服のドラマ』
『ニセモノ食品の正体 「食品表示ラベル」に隠されたトリック』
『「食糧危機」をあおってはいけない』
『栄養学を拓いた巨人たち 「病原菌なき難病」征服のドラマ』
杉晴夫 講談社
江戸時代になると白米が好まれ、玄米が嫌われたため、江戸ではビタミンB1欠乏症である「江戸わずらい」が流行した。
欧州19世紀の貧民はもっぱらパンとジャムと野菜で食事を取り、ほとんど肉を食べなかった。対して富裕な人々は、主に牛肉や馬肉を食べ、野菜類を嫌ってほとんど食べなかった。そのため富裕層には痛風患者が多かった。
英国人はなにを食べてきたかhttps://t.co/yWEVNjanFn
— ゆきまさかずよし (@Kyukimasa) 2018年8月4日
先史時代から現代に至るまでの骨の歯石を分析して何食べてたか推測。ビクトリア朝時代はキャベツスープとオートミールだったとか、BC6500 から牛乳飲んでたとか
講談社ブルーバックスの『栄養学を拓いた巨人たち』が結構面白かった。ワトソン・クリックの話とか、ペニシリンやインスリンの発見物語は結構いろんな本に書かれてるけど、栄養という観点から、ビタミンの発見とか、解糖系・クエン酸回路の発見とかを記述した本はあまりないので、非常に興味深い。
— 九州人 (@kyuusyuuzinn) 2013, 6月 22
『栄養学を拓いた巨人たち』読み進め。胃液の消化作用を明らかにしたイタリアのスパランツァーニ。「穴を開けて胃液が入りこめるようにした容器に肉を入れると、それを飲み込み、大便から回収したのである。容器内の肉は、彼の胃液(…略…)により、やはり粥状に消化されていた」カラダ張るなあ(笑)
— 松崎貴之 (@gelcyz) 2013, 4月 22
電子書籍版もあります ↓
『「食糧危機」をあおってはいけない』
川島博之 文藝春秋
●ビョルン・ロンボルグの『環境危機をあおってはいけない』が物議をかもしていた頃に出された、一昔前の一冊。
論壇の加熱に対する冷水の一種なんだけど、功罪得も言われぬ感じに陥りやすい。
鶏の肥育の速度は、70年代には10週間、その後6週間まで短縮され、さらに短くなって4週間程度になっている。今や、卵から孵化してから一ヵ月足らずで、すぐに食肉として出荷されてゆくのだ。
『「食糧危機」をあおってはいけない』にサトウキビの単収が世界平均でhaあたり65トン強とあったので沖縄の数字を調べてみた。http://t.co/zgC0qwlsea 23/24年度は特に悪かったらしいけど10aあたり4400kg(44t/ha)だって…。
— 鴨澤眞夫 (@kamosawa) 2013, 11月 21
@J_kaliy 気候変動で飢餓が起きるとか、全くありそうにない。前はオレもそう言うことがありえると信じてたけど、『「食糧危機」をあおってはいけない』(文芸春秋)を読んで考えを改めました。
— しかのつかさ (@sikano_tu) 2009, 11月 8
『ニセモノ食品の正体 「食品表示ラベル」に隠されたトリック』
宝島社
●イロモノ編集かなーと怖いもの見たさで読んでみたら、意外な「作り方」もわかってけっこうおもしろかった…
そもそも、松茸というキノコは、実は存在しない。赤松の木の下に生える、あの独特の香りをしたキノコは松茸と呼んでよい、という割と乱暴なくくりなのである。
魚を酒で煮ると臭みが減るのは、生臭さの原因であるトリメチルアミンが、酒の中に含まれるコハク酸と反応して無臭の塩になるからである。
生臭くなった魚の臭いを抑えるには、レモン汁や酢をかけるという手があります。これらは酸性であるため、アルカリ性のトリメチルアミンを塩を作り、揮発しなくなるためです。化学の知識が料理に生きる例のひとつです。
— 佐藤健太郎 (@KentaroSato) 2021年11月4日
『ニセモノ食品の正体』読了。安価な加工食品や健康食品のからくりについて。勢いで買ったのだが面白い。ただ食欲は著しく無くなる。温泉たまごや人工イクラなど害のないものも紹介しているのが良い。ほとんどが口にしないものだったが、幾つか口にするものがあり純粋にショックだった。
— 暖簾に腕押し (@norenniudeoshi) 2012, 12月 2
『ニセモノ食品の正体』先ほど、ご利用者さんと「これ読んだら食べられへんくなるかなぁ(笑)」という会話をしていましたが(^^;、、、たしかに配架しようかどうか悩みました。ただ食品として危険というわけではなく、いわゆる「ホンモノ」とは微妙に違いますよ、という食品を紹介しています。
— 兵庫県立神戸生活創造センター図書室 (@sozoc_library) 2013, 2月 26
アマゾンのニセモノ食品の正体のレビューが想像以上に高評価でびっくりした。自分の本で唯一に近いレベルで褒められている気がする。個人的にはア理科のほうがよっぽどためになる話を書いてるつもりなんだがなー(笑)
— くられ/れらく (@reraku) 2013, 2月 14
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その7』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その6』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その5』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その4』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その3』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その2』
『ミニ特集:ラーメン』
『ミニ特集:納豆菌凶悪伝説』
『ミニ特集:コーヒーは身体に良いのか悪いのか』
『ミニ特集:毒の科学 その2』
『ミニ特集:毒の科学 その1』
『ミニ特集:排泄、トイレ、脱糞 その2』
『ミニ特集:排泄、トイレ、脱糞 その1』