ミニ特集:毒の科学 その1
『毒の歴史 人類の営みの裏の軌跡』
『毒 青酸カリからギンナンまで』
『毒と薬の世界史 ソクラテス、錬金術、ドーピング』
『目からウロコの化学物質30話 安全?危険?リスクの真相』
『食物中毒と集団幻想』
『毒の歴史 人類の営みの裏の軌跡』
ジャン・ド・マレッシ
┗ 敗血症菌というのは、ビブリオ・バルニフィカスのことのようです(いわゆる人食いバクテリアの一種)。オセアニアの矢毒は、植物性はおろか動物性でさえもなく、細菌によるものである。矢じりを、湿地の汚泥に漬けて、天日に干す。この泥土には、敗血症菌や破傷風菌がふくまれているという。
『食物中毒と集団幻想』
メアリー・キルバーン・マトシアン パピルス
●昔々、欧州や米国入植地で「魔女狩り」が頻発したのは、寒冷異常気象によって発生した麦の病気「麦角菌」が出す麻薬に中毒して、錯乱する人が相次いだためである!というワクワク驚きの科学推理を打ち出した一冊。
近世初期のヨーロッパで、魔女裁判がおこなわれた場所は、フランスおよび中央ヨーロッパのアルプス地方とライン川流域に、高い割合で集中していた。これらのすべての地域では、ライ麦が主要穀類であった。
魔女裁判は、また、湿気のおおい地域でおこなわれることが一般的であった。裁判がもっとも集中していた地域は、寒くしめっていた。
スコットランドでは、魔女迫害は、南東部の海岸沿い、つまり、スコットランドのおもなライ麦栽培地域に集中していた。
この麦角(ばっかく)というキノコから取り出された、幻覚作用のある物質がLSD。 https://t.co/REhjc7h1Bp
— 小谷太郎 (@tarokotani) 2023年5月13日
なぜか『食物中毒と集団幻想』という本を読み始めている。題名のとおり、中世から近世における、食物性毒素アレイキイアなどからくる食中毒の症例と、それを妖術とみた社会反応などの研究が書かれている。エンターテイメントでもなんでもないのだが、妙に面白い。
— 冨川泰次 (@raibajiyuu) 2012年12月6日
『ミニ特集:毒の科学 その2』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その7』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その6』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その5』
『ミニ特集:食べ物や栄養の本 その4』
『ミニ特集:化学反応や物質の性質、元素の科学 その3』
『ミニ特集:化学反応や物質の性質、元素の科学 その2』
『ミニ特集:化学反応や物質の性質、元素の科学 その1』
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