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「まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る:ITpro」を読んで 

2007年06月29日 ()
Matz さんことまつもとゆきひろさんと結城さんが対談をしているので、これは面白そうと思いまして、読みました。

まつもとゆきひろ×結城浩,Rubyを語る

印象深かったのは、Matz さんが、言語を改訂する時には、直感的にいい、と思った方向に変える、とおっしゃってたことです。

特にこのプログラミングの世界は、論理的な説明を求め続ける人とそして、求められ続ける人ばっかり、のような印象があります。

そんな中、アア、イイワァ、感じるわぁ、塊魂の妹のようだワ、と感覚を軸に言語を改訂していく姿勢は、癒されるというか、とても共感を覚えるというか、論理の連続・連鎖に嫌悪感と倦怠感を感じている自分の姿を、拡大鏡のように見せつけられた、という感じがします。

あと、結城さんは、Ruby だと、あるやりたいことがあったとして、それをするのにコードが短くて済んでしまうので、物足りない、なんておっしゃっていました。Java ぐらい長いとちょうどなんだ、という風に。

なるほど、面白い点だと思います。

プログラムの究極の形として日々想像しているのですが、何かの目的があると、一行書けば全部やってくれる、ぐらいの勢いがあるものが出来たらスゴいなあ、と思います。

そうすると、焦点を、どうやって作るかではなくて何を作るか、に絞ることが出来て、プログラミングに取られる時間も少なくて済んで、人と人との関わり合いを感じたり考えられる時間が、プログラマの間でも増えるんじゃないのかな、と思います。

もちろん、そういう風になっても、Ruby とか Java とか C とかアセンブラとか False とかなどで、論理の組み立てに楽しさを感じる方も相当いらっしゃると思いますけど。

だって、私も今 BASIC のコードで簡単なプログラムを作りましょう、なんてことになったら、かなり楽しくプログラミングできると思います。レトロを感じながら。

などと、いろいろ思った記事でした。読んで良かったです。

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[2007.06.29(Fri) 00:41] 記事Trackback(0) | Comments(0) 見る▼
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