WindowsでSFTPからMacの利点まで
仕事の関係でWindowsでSFTPで接続していろいろすることになったんやけど,選択肢の少なさに愕然とした.WindowsはMacに比べてソフトウェアが多いのが利点じゃなかったのですか?Macだとぱっと思いつくだけでも,
- Transmit(シェアウェア:シングルライセンス29.95ドル)
- Cyberduck(フリーウェア)
- Fugu(フリーウェア)
- Forklift(フリーウェア)
- Filezilla(フリーウェア)
- MacFuse + sshfs(フリーウェア)
- RBrowser(通常のFTP使用ならフリー,SFTPを利用するにはお金いる)
などで簡単にSFTPに接続することができる.WindowsではFTPで最も代表的なFFFTPがSFTPに対応していないという痛い状況で,SFTPに対応しているのは,
- WinScp(フリーウェア)
- Filezilla(フリーウェア)
- EmFTP(プロフェッショナルのみSFTPに対応)(シェアウェア:プロフェッショナル4,200円)
- WebDrive(シェアウェア:シングルライセンス7,875円)
だけしかない.しかも,WinScpは今使ってるサーバだと意味分からんエラー吐くし,EmFTPは試用版使ってみたけど大したことないのにTransmitより高いし,WebDriveはMacFuse + sshfsとほぼ同等なのに高いし,実質Filezillaしか選択肢がない.Filezillaも消去法で選んだだけなので使い勝手はあまりよくない.(普段MacユーザなのでおまえがWIndowsのソフト知らんだけやろ!と言われるとそこまでなので,他にもいいのがあれば教えてください.全力でググってもここまでしか分かりませんでした.)
よくMacはWindowsに比べてソフトウェアが少ないからうんぬんかんぬんっていう意見があるけど,ウェブブラウザかてWindowsだとFirefoxとOperaしか「まともな(W3C的な意味で)」ブラウザがないのに対して,MacならFirefox,Operaに加えてSafariやiCabなど選択肢がある.メーラも,WindowsならBecky!,EdMax,ThunderbirdでMacならMail.app,Gyazmail,Thunderbirdなどと負けてない.
Windowsはソフトウェアが多いとはいっても,OSそのものの欠点を補うソフトウェアが充実していたり,使えるレベルのソフトウェアはごく一部だけだったりで,実はそんなにアドバンテージにはなっていないと思う.逆にMacの方がQuicksilverなどのWindowsにはないソフトウェアがあったり,PDFKitのおかげでやたらPDFが快適に閲覧できたり,MacPortsやFinkを使えばUnixの資産がほぼそのまま利用できたりと,Windowsにない利点があると思う.
というわけで個人的には,どうしてもWindows版しかないソフトウェアを使うときしかWindowsを使うべき場面がない.しかし,大多数の人にはそれが一番の問題であって結局Windowsしか選択肢に残らないという気もする.パソコンが得意でない人にとっては周りにWIndowsを知っている人がたくさんいる,っていうのも立派な利点だし,そう考えるとどんなにMacの利点を挙げていっても越えられない壁があると思った.
追記(2007/3/30)
あれからさらに英語版のみのソフトも探したりしたけど,日本語通らなかったりアドウェアも同時に入れられそうになったり散々だった.結局EUCのパッチあてたFilezillaに落ち着きそう.WinScpの変なエラーもどうやらローカル側でファイルパスに日本語があると出るっぽい.C:\直下とかだと大丈夫だった.Macだとローカライゼーションの仕組みが整ってて,海外のソフトでも普通に日本語通ったり日本語化が簡単だったりするのも利点だと思った.Vistaではどうなんやろ?
2007/03/27 03:21 | Column | トラックバック(0) | コメント(8)