Amazon.co.jp

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« Oliver Smith / Chordplay | トップページ | Paul Thomas & Jerome Isma-Ae/ Tomorrow (Original Club Mix) »

2010年10月23日 (土)

キミといると 行き先は どこも特別に変わるの

一昨日Perfume Locks!で「ねぇ」がオンエアされて以来リピートが止まらないわけだが、曲もさることながら歌詞がまた良すぎて、聴いているだけで胸にこみあげてくるものがある。

宇多丸氏の発言をはじめよく言われていることではあるが、中田ヤスタカ(以下ystk)はBaby Cruising Love以降のPerfumeのシングル(BCL,LTW,DF)の作詞において、明らかに自らとPerfumeの関係や状況をモチーフにしてきた。
ワンルーム、不自然で一旦その路線から外れたと思っていたら東京ドームライブ直前のシングル「VOICE」「ねぇ」にて立てつづけにまたその取り組みが復活しているようだ。

>Everything you need to know. The VOICE
>キュンとする一瞬の恋が
>輝く宝石みたいに続くなら
>Everything you need to know. The VOICE
>近づいて離れてく
>キミのパズルはまだ解けないまま

The VOICE=3人の声。
ystkにできるのは3人の声を使って作曲することだけなので、
その作業は未だに完成しないパズルを続けているという感覚なのだろう。
東京ドームを控えたこの時期に、あらためてそのことを再確認しているかのような表現が興味深い。
Perfumeでのチャレンジはまだまだ続くというystkの決意表明でもあるのだろう。

>ねえ ねえ ねえ ねえ 今日はどこに行こうかな
>ねえ ねえ ねえ ねえ 二人の思い出を重ねて
>ねえ ねえ ねえ ねえ 明日はどこに行こうかな
>キミといると 行き先は どこも特別に変わるの

自ら実験と言い切るcapsuleはさておき、ystkといえども今までプロデュースしたアーティストがチャート上位に食い込むようなことはほとんどなかったわけで、
その自信から将来の商業的成功を確信していたことは想像に難くないけど、
それがまさか23歳の時に出会った女子中学生3人によってもたらされるとは思っていなかっただろう。
自分がこれからPerfumeに提供する楽曲が7年後に東京ドームで2時間以上も鳴り響く事態になるとは…。
Perfumeと一緒にいると、今まで自分に縁のなかった世界が何処もホームに変わるのだ。もはやPerfumeとならどこに行っても恐くない。
そのことを振り返って感謝の気持ちをこんな形で歌詞に込めてしてしまうところが凄すぎる。
(「ねぇ」ってystkが3人に呼び掛けていると考えるとちょっと恥ずかしいものがあるけど(^^;)

>信号が 青に変われば
>後はこの先に 待っているのは 広い海
>
>海岸を 沿うように駆ける
>いつもの音楽を BGMにして

「広い海」が海外進出を示唆するのかどうかはともかく
これも次の段階に上っていくという決意表明ととれる。
そしてその時に流れているのは「いつもの音楽」なのだという宣言。
カッコよすぎる…。

>キミはもう 起きているかな
>今日の予定を 勝手に立てるの

そしてそのystkに託された作品をあらゆる状況で演じきるPerfumeの3人もやはりまた特別な存在なのだと思わざるを得ないのだった。
ystkは今日も嬉々として勝手に予定を立てていることだろう。

« Oliver Smith / Chordplay | トップページ | Paul Thomas & Jerome Isma-Ae/ Tomorrow (Original Club Mix) »

芸能・アイドル」カテゴリの記事

コメント

今週Locks聞き逃して、つべに行ってみたら曲だけカットされてたしくしく。
相変わらず納得の歌詞分析だな~

「VOICE」と「ねぇ」の歌詞の分析、感動してしまいました。(涙)
中田さんの決意表明、カッコ良過ぎです。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: キミといると 行き先は どこも特別に変わるの:

« Oliver Smith / Chordplay | トップページ | Paul Thomas & Jerome Isma-Ae/ Tomorrow (Original Club Mix) »