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ローカルアカウントでの初回セットアップが再び不可に。Windows 11プレビュー版

 Microsoftは10月6日、Windows 11 Insider Preview「ビルド26120.6772」をBetaチャネル向けに、「ビルド26220.6772」をDevチャネル向けにそれぞれ提供開始した。ローカルアカウントでのセットアップを不可とする変更やダークモードの改善などが順次展開されている。

 これらのビルドでは、Windowsの初回セットアップに関する変更を実施。ローカルアカウントでのセットアップを可能にするコマンドを削除し、ネットワーク接続およびMicrosoftアカウントへのサインインを改めて必須とした。Microsoftアカウントへのサインインをスキップすると、PCを使うために必要な設定を正しく完了できていない状態で、セットアップが終わってしまう可能性があるためだとしている。

 Windows 11では、初回セットアップ中にコマンドプロンプトを通じて特定のコマンドを実行することで、エディションを問わずローカルアカウントでセットアップが行なえることが知られている。こういったコマンドを削除する変更は3月のInsider向けビルドでも実施されていたが、その後別の手法がユーザーにより発見されていた。

 あわせて、セットアップ中にデフォルトユーザーのフォルダ名(最大16文字)を設定できるように変更を行なっている。

エクスプローラーのダークモードが改善

 また、エクスプローラーのコピーや移動、削除のダイアログにもダークモードが適用されるよう改善。進捗バーや転送速度グラフ、置き換え/上書きの確認、直接ファイルを削除する際の確認ダイアログも含まれる。

 そのほか、AI機能のClick to Doには、画像内のオブジェクトを選択できる機能や長さや面積などの単位を変換する機能を追加。Windows Hello Enhanced Sign-in Securityにも改善を行なっており、外付けの指紋認証センサーでも利用できるようになった。

Click to Doでは画像内のオブジェクト選択が可能に
Windows Hello Enhanced Sign-in Securityの強化も