主ラノ^0^/ ライトノベル専門情報サイト

ライトノベルのニュース、情報、感想等を取り扱うライトノベル専門サイト

電撃の格闘ゲームが発売されるので、電撃文庫関連のゲーム作品の歴史を振り返る


電撃文庫の格闘ゲームが発表された。まだ詳細はほとんどあきらかになっていませんが至るところで悲喜交交な反響が飛び出していて、自分はいつもどおりそれらの反応に管巻いていくスタイルのゴミ記事を書こうとしたのだけど下調べで既存の電撃ゲーム調べてたらなかなかめんどくさくていっそ自分でまとめとけばいいじゃんみたいな結論に落ち着きついた。はい、データ羅列したゴミ記事です。
ということで年代順に電撃関連のゲームを並べていく。

奏(騒)楽都市OSAKA

奏(騒)楽都市OSAKA

奏(騒)楽都市OSAKA


1999年発売のプレイステーション用ソフト。
もともと電撃ゲーム文庫や電撃G,s文庫でゲームのノベライズはたくさん行われていたが。オリジナル作品のゲーム化はおそらくこれが初めてだろう。
現在もPS3、PSPのゲームアーカイブスで購入可能。

キノの旅 -the Beautiful World-

キノの旅 -the Beautiful World-

キノの旅 -the Beautiful World-

キノの旅 -the Beautiful World- 電撃SP

キノの旅 -the Beautiful World- 電撃SP

電撃SP キノの旅II -the Beautiful World-

電撃SP キノの旅II -the Beautiful World-


少し飛んで2003年にはPS2からキノの旅が登場。
ほとんどノベル形式のゲームで内容もほとんど原作そのまま。
しかし、そこそこ売れたのか2年後には続編が発売される。その後1・2それぞれベスト盤が発売。
ゲームオリジナルシナリオや、時雨沢先生書きおろしの話も収録されている。

ゲームになったよ!ドクロちゃん


2005年にPS2から発売。
ゲームタイトルに「撲殺」が使えないのでこんなタイトルになったらしい。
ミニゲーム付きのADVだが原作者による完全監修が行われたようで、かなり原作の雰囲気を踏襲している。

灼眼のシャナ

灼眼のシャナ

灼眼のシャナ


2006年。PS2用ソフトで灼眼のシャナが登場。
オリジナルシナリオとめんどくさ独特な戦闘システムのADV。
OP曲は好評だったがシナリオに関しては高橋先生もさすがに見かねたのか、1年後に原作者による全面改稿を加えられたDS版が発売する。
DS版のストーリーは本編の正式な外伝として採用され、アニメや原作小説でも少し触れられている。

DS電撃文庫


2006年にはDS電撃文庫が創刊。第1弾として「アリソン」、「いぬかみっ!」が発売
2007年に「イリヤの空、UFOの夏」が前後編に別れて発売。
2008年には「バッカーノ!」が出て以降は発売されていない。
イリヤまでは原作の文章にCG、BGM、ボイスを付けただけだが、原作の雰囲気に合わせた作りになっておりなかなか読みやすい。あまり知られていないが秋山瑞人の書きおろしも収録されている。
バッカーノ!は原作をゲーム仕立てに改稿しており、選択肢により50以上ものエンディングに分岐する立派なADVになっている。

狼と香辛料


2008年にはDSから狼と香辛料のゲームが登場。
ゲームオリジナルの主人公となりホロと一緒に行商をしながら旅をしていくゲーム。
好評だったのか翌年には続編が発売。続編の主人公はロレンスになっている。

乃木坂春香の秘密


2008年、PS2から発売。
他作品とタイアップした着せ替えシステムなどを搭載したADV。
2010年にはPSPから続編が発売。

電撃学園RPG Cross of Venus

電撃学園RPG Cross of Venus SPECIAL

電撃学園RPG Cross of Venus SPECIAL


2009年には電撃文庫15周年を記念して電撃学園RPGが発売される。
2011年に新要素を加えたスペシャル版も発売。
操作キャラは当時の人気作品が多いが非操作キャラを含めると電撃文庫の新旧含めた人気作が勢揃いしている。ただ作品タイトルにもある通り活躍するのはヒロインのみで主人公キャラはどの作品でも空気だったりする。
さまざまな作品の世界へいくというストーリーは原作ファンにはもちろん、原作を知らないプレイヤーもそれぞれの作品の物語を楽しめるように配慮された作りになっている。
この作品もそうだが、電撃全体がやや主人公よりヒロイン贔屓なところがあるので「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」では主人公キャラにもきっちりと活躍の機会を与えてほしいところである。

とらドラ・ポータブル!

とらドラ・ポータブル! 超弩級プレミアムBOX

とらドラ・ポータブル! 超弩級プレミアムBOX


2009年PSPから発売。
ゲームオリジナルのストーリーとルート・エンディングの多彩さは当時話題を呼んだ。
このゲームのスタッフは以降の電撃作品にも多く関わっているらしい。

デュラララ!!3way stand off


2010年はPSPでデュラララ!!のゲームが発売
あまりのクソゲーっぷりに非難轟々。
翌年に新要素が加わった物が発売されて少しはマシになったらしいけどそっちもいい噂は聞かない。というか出てたんだねそんなの。

ロウきゅーぶ!

ロウきゅーぶ! (限定版)

ロウきゅーぶ! (限定版)


2011年PSPから発売。
普通のADVになるかと思いきや以外にもバスケとロリを両立してて好評だったとか。
2013年に新作が発売されてが、そちらはOVAのオマケ程度の内容でバスケ皆無らしい。バスケしろよ。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル


2011年PSPから俺の妹がこんなに可愛いわけがないが発売。
いまではそこそこ見かける「Live2D」を初めて搭載したゲームである。
キャラゲーとしての評価は高く、翌年に続編が発売。
そして今年PS3での新作ゲームの発売された。

とある魔術の禁書目録


2011年PSPから禁書と超電磁砲のゲームが発売。
超電磁砲は普通のADV形式だが禁書の方は電撃初の対戦格闘ゲーム。
試みは面白かったが評価はさんざんであった。
2013年には両作品がクロスオーバーする「とある魔術と科学の群奏活劇」が発売。
しかしこれは同年公開された映画の前日譚のため、映画をみないとあまり楽しめないのではないかと思う。

アクセル・ワールド


2012年にはPS3とPSPのマルチ展開でアクセルワールドのゲームが連続して発売。
しかも特典にOVA付き。言うまでもなくゲーム本体はオマケの状態である。
特典に予算割くくらいなら本体のクオリティを高くしてほしいが、まあいろいろあるのだろう。

さくら荘のペットな彼女

さくら荘のペットな彼女 (初回限定版)

さくら荘のペットな彼女 (初回限定版)


2013年にはPSVitaとPSPのマルチ展開でさくら荘のペットな彼女が発売。
ゲーム機の世代交代時期でまだ普及してないPSVitaよりは3DSになるかと思ったが、電撃はこれ以降もソニーハードで出していくようだ。

ソードアート・オンライン -インフィニティ・モーメント-


2013年。PSPで発売。めちゃくちゃ売れたらしい。
個人的には「この一瞬を、君と生きる。RPG」というジャンル名が最高にイカしてると思う。
キャラゲーの中ではかなり本格的にゲームしてて、クオリティも及第点。
ただ、どうせならMMOでやれよ。

境界線上のホライゾン PORTABLE


2013年PSPから発売。
キャラゲーとしてはなかなかの作り込み。ただしバグゲー。
ファンならバグも含めて愛せるとかなんとか。


まあこんなものだろうか。
たしかに、対戦格闘ゲームでは禁書で一回自爆しているのみなので今回の発表に悲嘆の声を上げる人がいるのも無理はない。
しかし電撃にはこれだけ多くのゲームに関わってきたという信頼と実績がある。信頼と実績だけでゲームは作れないが、信頼を失う怖さをしっている人は失敗を犯さないのだ。
前評判ではさんざんだった電撃学園RPGも実際プレイしてみると「あれ? これそこまで悪くないんじゃね?」くらいの面白みはあった。ブギー先輩の待遇もちゃんとしてたし。
なので自分は「電撃文庫 FIGHTING CLIMAX」もなんだかんだで期待しています。というかシャナが出演する時点で正直満足なのでこれ以上期待値下げようがないんだわー。