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コンテンツは死なない。原作者が死ぬ

homusora.hateblo.jp

 

メディアミックスはファンの母数を大きく引き上げる。

人気が下火になると離れる流動層は一定数いるが、ファンすべてがそういう人というわけではなく、結果的にアニメ化前より大勢のファンを獲得できる。その後のアニメの出来がどうであれ原作の趨勢には大きい影響はない。

コンテンツの寿命が縮むなんて言い回しはよく聞くけど、それはもともと寿命だったんじゃないすかね。「終わコン」なんて言われてもまったくピンと来ない。

 

 

そういうわけでコンテンツは死なない。誰も殺したい人なんていないし。

しかし原作者が殺されるケースは稀にある。

 

涼宮ハルヒの憂鬱

「涼宮ハルヒの憂鬱」第一期シリーズBD-BOX [Blu-ray]

 

原作者が精神的にやられてしまったケース。

コンテンツは今もスピンオフがアニメ化されるなどして人気を保っている。

ハルヒ以外でも、アニメ化前は多作だった作家が寡作になることはそこそこある。アニメに関わってしまって忙しいのか、プレッシャーが働いているのか。

 

元記事ではアニメは使い捨てとさげずまれているが、最近はアイマスしかりラブライブしかり人気のブランドを作って10年売っていくスタイルに転換しようとしている気がする。ハルヒは10年続いているコンテンツ。

 

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紅 ~歪空の姫~ (ダッシュエックス文庫)

醜悪商法とは - はてなキーワード

文庫本1巻の文量を酷い販売形態で分売。原作者も筆を置いた。

再始動してほんとによかった。

 

SHIROBAKOでもあったが、原作者がアニメにどこまで携わるかは難しい問題である。下手に関わっても駄目だし、ノータッチだとこういう事例も。

 

 

 

コンテンツは死なないが、弊害はある。

続・終物語 (講談社BOX)

原作が続きすぎる。週刊マンガでよくあるやつ。

アニメ化したことによって人気が出て、どんどん続きを書かされる。

入間人間なんかは単巻完結の作品が好きなようだが、みーまーと電波女は長く続いた。

コンテンツが長く続くのは嬉しいが、中だるみさせずに長く続けるのはそれなりの技量が必要なわけで、全ての作家が長く書ける技能を持っているかというと。

まあ筆を置かない分数段マシである。この手の作品でファンから上がっているのは嬉しい悲鳴だ。

 

 

原作者の別作品が息しなくなる

バッカーノ!1705―The Ironic Light Orchestra (電撃文庫)

 

それまで多作で複数の作品を書いている原作者でも、一つの作品がアニメ化し人気が出てしまったらそちらに集中しなければいけないわけで、他シリーズのファンは殺されはしないが、生殺しというやつである。生きている分タチが悪いかもしれない。

しかしこれはアニメ化した作品に人気が下火になれば元に戻る。

息を吹き返すその時まで、耐え忍ぶのだ。