同社は２５日、構造改革の一環として、不採算品からの撤退を表明、特別損失（減損損失）を次のとおり計上すると発表した。

１、ファインカーボン事業
構造改革の一環として、等方性黒鉛の生産能力を約45％削減すると同時に、不採算品目からの生産撤退も併せ、製品ラインアップの絞り込みを行うことを前提に今後の見通しを見直した結果、成形及び焼成工程における旧式設備の廃棄等も含めて、42億28百万円の減損損失を計上する見込み。
２、東海炭素（天津）有限公司
事業体質強化を目的として、生産能力を縮小し付加価値の高い特殊品主体の生産体制へ移行する方針に基づき今後の見通しを見直した結果、カーボンブラック生産設備の1系列閉鎖を含めて、▲22億59百万円の減損損失を計上する見込み。

以上合計で▲64億87百万円を特損計上する。また、不採算事業撤退から売上高や営業利益も悪化する。